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【J2:第11節 東京V vs 熊本】レポート:ポゼッションサッカーを貫いた熊本が大逆転勝利。2点リードを生かせなかった東京Vは、またしても連勝ならず(09.04.30)

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4月29日(水) 2009 J2リーグ戦 第11節
東京V 2 - 4 熊本 (16:03/味スタ/4,540人)
得点者:29' 大黒将志(東京V)、31' 柴崎晃誠(東京V)、38' 藤田俊哉(熊本)、50' 木島良輔(熊本)、53' 中山悟志(熊本)、65' 福王忠世(熊本)
スカパー!再放送 Ch182 4/30(木)22:30〜(解説:武田修宏、実況:田邊研一郎、リポーター:藤井貴彦,寺島淳司)
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藤田俊哉の熊本移籍後初ゴールが、この試合の全てだった。
前半31分ですでに東京Vが2点をリードし、大量得点の可能性さえ感じられた東京Vペースの流れを変えたのは同38分。市村篤司が上げた右からのクロスがフリーとなった藤田俊哉の頭に合い、1点差としたゴールだ。
「2−0になった時はどうなるかと思った」と振り返ったFW木島良輔のように、下を向きそうだった熊本の選手たちにとっては、何よりの励ましとなった。
「俊哉さんは諦めずにまだ狙ってるんだな。いけるかも。と思わせてくれた」(木島)。前半のうちに1点を返したことで、熊本はこれまで続けてきたポゼッションサッカーに自信を持って後半も挑み、木島、中山悟志、さらにこの試合が今季初出場のDF福王忠世と、4得点を奪う大逆転勝利を飾った。

一方、「前半を0で凌げていれば別の展開になっていたと思う」と永里源気が悔やんだように、東京Vにとっては藤田俊哉のゴールは痛恨の失点となってしまった。
前半29分、河村崇大のためたパスを藤田優人がダイレクトで浮かせると、裏に走った大黒将志が左足で一閃し見事な先制ゴール。そのわずか2分後には、林陵平、大黒と相手DFを背負いながらもキープしたところへ柴崎晃誠が走りこんで2点目と、前節・草津戦に引き続き良い形でリードを奪っていただけに、非常に悔やまれる。
「2点を守ろうというつもりはなかったのですが…どこかでそういう意識が働いてしまって、引き気味になってしまったのかも」永里の反省した『守りの意識』が、大量失点を生んでしまったようだ。
また、「ボールを回させているイメージを持たなきゃいけなかったはずが、回されている形になってしまった」と、MF河村崇大が指摘したように、優位に立ちながらも最後には敵将・北野誠監督が言った「ウチがボールを持って動かし続ければ、相手の方が先にバテる」展開へと運ばれてしまった。

しかし、1点返されてからの前半だけでも、東京Vには点差を広げるチャンスは何度もあった。相手のパスミスを奪い、フリーで放った決定的シュートをポストに当てた大黒も「僕が決めて3−1にすれば変わっていた。申し訳ない」と詫びた。
さらに、逆転されてからの後半にも、追いつける機会は間違いなくあった。これらの決めるべき場面を確実に決めることが、これからの東京Vに求められる大きな課題の1つと言えるだろう。

また、前節の草津戦でも表れた『リードしてからの試合運び』は、この試合でも大きな反省材料として残ってしまった。せっかくのリードが仇となってしまうようでは、非常にもったいないと言わざるを得ない。柴崎も「全員でしっかりと確認して、修正します」と誓っていた。

東京Vは今季初の連勝を狙ったが、またしても叶わなかった。しかし、「(4失点の)ショックは大きいけど、チームが良くなっているのは間違いないと思う」と富澤清太郎が話すように、決して悲観するばかりではない。
次節まで中2日。日程的に細部までの立て直しは難しい状況だが、MF滝澤邦彦の言っていた「勝っても負けても、次が大事」という意識を徹底させ、この敗戦をどう次の岐阜戦(5/2@長良川)につなげるかが重要だろう。

以上


2009.04.30 Reported by 上岡真里江
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