4月29日（水）J1 第8節 Ｇ大阪 vs Ｆ東京（19:00KICK OFF/大阪）
スカパー！生中継 Ch180 18:50〜（解説：山野孝義、実況：寺西裕一、リポーター：竹島麻里子）
☆GWはファミリーJoinデイズ｜勝敗予想ゲーム
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　第7節を終えてガンバ大阪は3勝1分3敗、勝点10で6位、FC東京が3勝4敗、勝点9で13位。順位的には開きがあるように感じるが、勝点差ではわずかに1差。昨季同様、今年もJ1は序盤戦から混戦状況にあることが伺える。この数字を見ての通り、例えば、今節でG大阪が勝利できなければ、F東京は一気に順位を上げ、G大阪は一気に順位を落とす可能性も。ということを踏まえても、「序盤戦とはいえ上位との勝点差を離されたくない」と西野監督の言葉通り、G大阪としては是が非でも負けられない一戦。前節の神戸戦では完全にG大阪の良さを消され、窮屈な戦いを強いられる中で完敗したG大阪だが、中2日で迎えるこの一戦でいかにチームを建て直し、結果を求めた戦いを繰り広げるかに注目したい。

　そのG大阪はDFパクドンヒョクが警告累積のため出場停止。DF中澤聡太が今季のリーグ戦では初めて、先発を飾ることになりそう。ただ、ACLでも安定した守備力を示してきたDF中澤だけに心配はいらない。本人も「試合に出られない時も、いつでも同じように準備はできている。ピッチで結果を求めて戦うだけ。絶対に勝ちたい」と常に話してきたように、今日の前日練習でも気合い十分。武器の1つである『声』で、そして『ハート』で、チームを鼓舞しながら、失点が目立つチームの立て直しに尽力してくれることだろう。
「期待されているものをピッチで出せるか。勝ってやる、という気持ちは強いし、気合いが入らないはずがない。試合に出場するチャンスを貰ったら、逆に自分を少し抑えつつ（笑）、落ち着いてやりたい（DF中澤聡太）」

　勝利を目指す上で、G大阪が注意すべきは、F東京の攻撃力だろう。
　今季のF東京は2年目の指揮となる城福浩監督のもと、パスサッカーを主体とするムービングフットボールをスタイルとしたチーム。これまでの戦いを振り返るとやや内容には波があるようにも見受けられるが、やはりカウンター攻撃は脅威の破壊力を備える。前線の３トップのみならず、両サイドバック、効果的に攻撃に顔を出すMF羽生直剛、MF梶山陽平らがうまく絡みながら、スピードのある縦に鋭い攻撃を仕掛けてくるのが特徴だ。そのF東京に対し、G大阪としては前節・神戸戦のようにDFラインの裏のスペースを突かれて失点、ということにならないよう、前線を含めた全員で守備の意識を持ちながら、攻撃を仕掛けられるかが明暗を分けるカギ。ここまでの7試合を振り返ってもリーグ２位の得点力（15ゴール）を示す一方で、失点数も12に及んでいるという反省からも、今一度、守備の意識を徹底する中での攻撃を意識したい。
「DFとして、失点が増えている責任は当然感じていますが、今のやり方を急激に変えてラインを下げるようなことはしたくない。高さをしっかりキープしながら、その中でバランスをとることを考えたい。失点はあくまでラインだけの問題ではない。前線を含めて全員が守備面で頑張らなければいけないし、その部分についてはお互いが声を掛け合ってやっていくしかない（DF山口智）」

　尚、明日はゴールデンウィークでは恒例となった『JリーグファミリーJoinデイズ』が開催される。当日のスタジアムでは、親子で協力してゲーフラ作りを楽しむ『親子でゲーフラ！』等、親子で楽しめる様々なイベントが行われるとのこと（詳細はG大阪オフィシャルサイト参照）。是非、家族揃ってスタジアムに足を運んでいただきたい。

以上

2009.04.28 Reported by 高村美砂