4月26日（日） 2009 J2リーグ戦 第10節
熊本 0 - 3 仙台　（16:03／熊本／5,223人）
得点者：42' 梁勇基（仙台）、46' 梁勇基（仙台）、86' マルセロソアレス（仙台）
スカパー！再放送 Ch180 4/27（月）09:30〜（解説：池ノ上俊一、実況：山崎雄樹、リポーター：山田法子）
☆顔写真クイズ｜勝敗予想ゲーム
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●手倉森誠監督（仙台）：

「まず、ホームの熊本はアグレッシブだという事を選手に言い聞かせて、そういうことを抜け道にせずにコントロールしていこうと。案の定、立ち上がりに押し込まれたシーン、ああなったらもう耐えるしかないということで、選手がうまくコントロールできました。で、リスタート、梁のFK２発でなんとかゲームを冷静にコントロールできるようになって、交代したソアレスが加点してくれた。まさに、無駄のないゲーム展開をコントロールできたなと思います。今週、梁には『当分FK蹴ってないから練習しとこうか』という話をして、前日10本ぐらい蹴っていたので、今日は２つ決めて良かったなと。次、連戦なので、その最初にこういう勝ち方ができたということで、勢いに乗って次に挑みたいと思います。以上です」

Q:藤田選手に決定的な仕事をさせませんでしたが、藤田封じということで何かやったことがあったんでしょうか？
「注意しなきゃいけない選手は、戦う前から分かっていましたね。藤田、中山、木島。あと山本といったところが攻撃に関してアクセントをつけてくるし、個人としても力のある選手なので、彼らが前方へのプレーをした時には気をつけようと話していたんでね、そこはうまくやれたと思います。後ろ向きの時にいやらしい所で受けるのはさすがだなと思いましたけど、そこは後半修正できたんでね、やられずに済みました」

Q:パスコースを切るとか、藤田に出させないとか、そういった部分はいかがですか？
「前半、ちょっとアプローチがね、相手が前がかりにきて、人数もかけてきた。そうなった時に、我々としてはマークを明確にしていきたいということを話していて、間で受けようとするのが非常に巧いですよね、藤田は。そこで、入った時にアプローチを早くしようという話はしました」

Q：紅白戦では熊本さんが３トップでくると想定されていたと思うんですが、中盤ダイヤモンドの２トップにしてきたことで、何かアジャストする必要があった部分があれば教えて下さい。
「昨日、ホテルに入った時に、熊日新聞に、今日のシステムが書いてありました（笑）。だから今日の試合前のミーティングで、２つに対するプレッシャーのかけ方をシミュレートしたので。ただ、あそこまでダイヤモンドの中盤のサイドの選手が高い位置を取るとは思いませんでした。そこに最初は少し手こずりましたね。その後は落ち着いてやれたのと、山本を後半の頭に替えてもらってね、システムがもともとの３トップ気味に変わったというところではね、準備できた方にシフトしてくれたんで、良かったと思います。山本は僕らにとっては少し嫌なプレーをしていましたね」

Q:今日の試合前にC大阪と甲府が引き分けて、それぞれ勝点を落としている形で、いよいよ勝点差4まで迫りましたが、監督自身、いよいよ射程圏に来たなという感じですか？
「いつもこういう時に勝てないのが去年のウチの状況だったんで、なるべく選手に話さないようにゲームに入ったんですけど、選手もやっぱり、携帯電話で調べていたみたいで、『大事だぞ』という話だったんでね。ホント、じりじりとね、３つ負けている分、地道にやって行くしかない立場なんで、地道にやっていきたいと思います」

Q:梁選手が大事な試合で仕事をしたという事で、彼のキャプテンシーですとか、強さとか、どう見ていらっしゃいますか？
「まあ、いつもいい仕事をしてくれていますから。今日は特に、流れの中でのフィニッシュがうまくいかなくて、ああやってフリーキックを沈めてくれるというところではね、ホントに、つなぎながらの展開もあるし、前節のようなロングボールのゴールもあるし、なおかつフリーキックでも直接決められるようになるというところでは、チームとしてバリエーションが増えて来たなと思います。その先頭に立ってやってくれているのが梁だということです」

Q：昨日、時間を割いてフリーキックの練習をやったというのは？
「ちょっと最近蹴り込んでいる姿を見ていなかったのと、あと、連戦になれば絶対フリーキックは大事になってくるんでね。今日のゲームが終わって、合間合間に練習するよりも、まだフレッシュなうちにやるべきだろうと。まあ、練習の時から何本か決めていたんでね。１本めも２本めも、入る予感がしました」

Q：10試合めでようやくソアレス選手に初ゴールが出ましたけれども、今後期待する事は？
「岐阜戦の時に後半から投入して、リードした時に後半から出した場合の彼のスピードというのは、非常に生きるなと感じていました。今日もリードしている展開で、彼を投入した時には、DFラインの背後に大きなスペースがあるので、やってくれということで出しました。まあ、今日の３ゴールのうち、2.5が梁でソアレスは0.5だと（笑）。『まだ0.5足りない』という話をしました」

以上