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【J1:第7節 清水 vs 柏】プレビュー:停滞している攻撃を活性化したい清水と、初勝利がどうしてもほしい柏。「柏キラー」の岡崎が、今度もチームを引っ張れるか(09.04.25)

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4月25日(土)J1 第7節 清水 vs 柏(13:00KICK OFF/清水
スカパー!生中継 Ch181 12:50〜(解説:澤登正朗、実況:桑原学、リポーター:真鍋摩緒)
顔写真クイズ勝敗予想ゲーム
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 例年よりも気温の上昇が早く、すでに暑さの影響が出始めた中で始まるゴールデンウィーク絡みの5連戦。清水はそのうち3試合がホームゲームであり、ここで良い成績を残すことが上位進出のためには欠かせない。その初戦となるアウスタでの柏戦は、チームの全員が絶対に勝たなければいけない重要な一戦と位置づけている。
 もちろん、J1で唯一まだリーグ戦での勝利がない柏も、今度こそ勝ちたい、勝たなければいけないという思いは強い。どう考えても、非常に熱く激しいゲームになることは間違いなさそうだ。

 前節の静岡ダービーに完敗し、現在2勝2分2敗(勝点8)の11位という位置にいる清水。だが、首位・鹿島とはまだ勝点5差であり、ここから調子を上げて勝ち星を重ねていけば、上位に食らいついていくことは十分に可能な状況にある。ただ、今は攻撃が思うように機能しておらず、長谷川健太監督も「ふがいない」と頭を悩ませているところだ。
 攻撃陣では、岡崎慎司以外はどの選手も本領を発揮できておらず、リーグ戦では岡崎が3点を挙げている以外は誰もゴールがない。チームとして6試合で3得点というのはJ1最少だ。期待のヨンセンも精細を欠き、ポストプレーでなかなかボールがキープできず、シュートも6試合で6本しか打てていない。また中盤も、守備では問題ないが、攻撃では物足りない面が多く、ボールをしっかりと動かし、サイドで数的優位を作って崩していくという場面も少ない。

 そのため今週の練習では、ボランチに本田拓也を起用し、枝村匠馬を左サイドに回すなど、長谷川監督はさまざまな試行錯誤を行なってきた。最終的にどんな組み合わせで試合に臨むのか定かではないが、指揮官がどんなチョイスをして、それが攻撃の流れにどう影響するかというところは最大の注目点となる。
 また、好調な岡崎が「柏キラー」であることは心強い部分。彼はここ2年間で柏から5得点を挙げており、対柏3連勝の立て役者となっている。そうした相性の良さを生かして岡崎が先制点を奪えば、チーム全体も勢いづいてくるだろう。

 ただし、攻撃が活性化しなかった場合には、これまで通り失点を最小限に抑えながら我慢強く戦っていく必要がある。当然そこは選手たちも理解しており、「攻撃陣が波に乗ってくるまで、しっかり守備で我慢しながらやっていく」とキャプテンの兵働昭弘も語る。その意味では、静岡ダービーでは3失点したが、守備に大きな問題は出ていない。磐田戦での失点も、1点目はミスからで、2点目は青山のアクシデント(足がつった)が絡んでおり、個人レベルで修正可能なもの。3点目はリスクをかけて攻めに行ったところでのミスから奪われた失点なので、どれも修正は難しくない。
 なかなか試合が動かなかったとしても、じわじわと攻め続けながら、勝利がほしい柏に焦りが出てくるのを我慢強く待つというしたたかさが必要になるだろう。

 一方、柏のほうは、ケガ人が続出していることも影響し、ここまで4分2敗(勝点4)の18位(ヤマザキナビスコカップ予選では1勝1分)。“魔法使い”フランサも、左太ももの肉離れで欠場となるため、攻撃の変化という面では苦しい状況だ。ただ、その分全員が攻守にハードワークし、勝利まであと一歩という試合はできている。
 また、得点はここまで9点を取っており、攻撃の迫力がないわけではないが、今は攻めに出たときにカウンターを食らって失点するというパターンが多いのが課題。清水を相手にした場合、同様の問題が出てしまうと非常に危険なので、リスク管理がどれだけできているかという部分は、柏サポーターにとっての大きな注目点となるだろう。その意味では、ケガから復帰してきたボランチ・杉山浩太が、古巣との対戦に初出場する見込みなのは頼もしいところ。清水のサッカーをよく知る彼が、どんなゲームコントロールを見せるかという点も見どころとなる。

 逆に清水としては、良い形でボールを奪って速攻という得意なパターンに持ち込みたい。攻守の切り替えの早さに特徴のある両チームだが、その部分でどちらが優位に立つかという点も、試合展開に大きく影響するだろう。
 この試合の結果が、その後の連戦にも大きく影響するだけに、両チームとも何が何でも勝ちたい一戦。その熱い気持ちを、選手たちがどれだけピッチ上で表現できるのか、ぜひしっかりと見届けてほしい。

以上

2009.04.24 Reported by 前島芳雄
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