4月19日(日) 2009 J2リーグ戦 第9節
岡山 1 - 2 富山 (16:03/岡山/5,227人)
得点者:41' 西野晃平(岡山)、42' 永冨裕也(富山)、74' 上園和明(富山)
スカパー!再放送 Ch183 4/21(火)10:00〜(解説:佐藤慶明、実況:川崎祐一、リポーター:守口香織)
☆顔写真クイズ|勝敗予想ゲーム
----------
思い返せば昨年秋。「一緒にJ2に上がろう」と岡山サポーターを励ましてくれた富山サポーター。そんな両チームサポーターによるエール交換が、試合開始前、しばらく続いた。「抜けがけするな」と言えば「抜けがけするぞ」、「勝点もらうぞ」と言えば「今年はあげない」と、スタジアムは和やかな、ちょっぴり心熱くなる空気に包まれていた。
ゲームは気温26.9度、湿度21パーセントという初夏の陽気の中でスタート。序盤は両チームともリズムを掴みながらもチャンスをものに出来ず、結果として相手チームの流れに傾くということを何度か繰り返された。岡山には、MF妹尾隆佑や、MF保坂一成の気持ちの入ったシュートを見せれば、富山には、FW石田英之からMF朝日大輔の、ポストにはじかれた惜しいシュートがあった。停滞、とまではいかないが、目指す展開に持ち込めない、薄い靄に包まれたようなムードの中、富山は、朝日がディフェンス裏に抜け出すなど、きりっと締まった力を感じさせていた。動きがあったのは前半41分。妹尾が蹴ったFKをFW西野晃平がヘッドで合わせてゴール。しかしそのわずか1分後、富山はDF船津徹也のロングスローから最後はFW永冨裕也が左足でシュートを決めて、同点に追いつく。船津は今季2試合目の出場、永冨は今季初出場という2人による技ありゴールだった。
後半になると積極的な仕掛けが見られるようになった両チーム。岡山は、上下だけでなくサイドも替えながら攻守に動くDF尾崎雄二や、粘り強く、果敢にマッチアップする保坂、両チームの19番として兄弟対決を果たした西野らから気合いは伝わってきたが、得点には至らず。また交代で入ったMF臼井仁志、FW武田英明、MF小林優希もチャンスを作ることは出来なかった。
岡山にとどめを刺したのは、後半29分、朝日のパスを受けたFW上園和明がダイレクトで振り抜いた右足のシュート。これが鮮やかなゴールとなり、この時点で、早々に試合は決まってしまった。「いい時間に上園和明がしっかり決め、そこから気持ちが入る部分が増えた」という楚輪博監督(富山)。追加点を取られた岡山の選手からは、覇気というものが感じられなかった。富山はよく声を出して攻撃の形を作り、岡山は体を引きずるようにして守るのに精一杯となってしまった。
同じシュート数に、CKは岡山4、富山6。FKは岡山24、富山18。スタッツにもスコアにも、岡山のメンタルな負けは記されていないが、90分間を走り抜けることで、ここまでやってきた岡山にとって、この試合は、富山に対しても不甲斐ないことを詫びたくなるような結末となってしまった。
以上
2009.04.20 Reported by 尾原千明
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第9節 岡山 vs 富山】レポート:J2新加入チーム同士の戦い。1-2というスコア以上に、岡山は内容的にも大敗を喫した。(09.04.20)
- natsuyasumi2024
- jwc2024
- 国立20240914
- pari olympic2024
- bluelock2024
- THE国立DAY
- 2024 明治安田Jリーグ フライデーナイトJリーグ
- 2024JリーグYBCルヴァンカップ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- AFCチャンピオンズリーグ 2023-24
- はじめてのJリーグ
- 2024天皇杯
- seasonreview2023 Jリーグ1年の振り返り(別ウィンドウで開く)
- シーズン移行の検討
- 明治安田Jリーグ 月間表彰
- 2023 移籍情報
- 大会概要まとめ
- 2024Jユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE