4月21日（火）AFCチャンピオンズリーグ スリウィジャヤ vs Ｇ大阪（21:00KICK OFF/ジャカ）
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ホームチケット情報 | 決勝戦は11月7日(土）に国立競技場で開催！
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　G大阪が、今節のスリウィジャヤ戦を戦うべく、インドネシア・パレンバンに乗り込んだのは18日の深夜。関西国際空港を昼過ぎに出発し、シンガポールでのトランジットを経て、約８時間かけてたどり着いた地は、足を踏み入れた瞬間から自然と汗がにじみ出てくるような暑さと湿気に覆われていた。現地時間の21時半の時点で湿度は85%。翌19日の16時半から行われた練習時は気温30度、湿度70〜80%という数字を記録しており、試合当日 も相当の暑さが予想される。日本ではここ数日、過ごしやすい天気が続いていたことを踏まえても、選手たちは『蒸し暑さ』との戦いにもなるだろう。事実、第3節のホーム戦後、0-5と大敗を喫したにも関わらず、スリウィジャヤのラフマド・ダルマワン監督は今節に向け「次はホームだし気候を含めて優位になる」ともコメント。「ガンバは技術的にも高い選手が多いので、気候のハンデは乗り越えられるチームでしょう」と続けたものの、ホーム戦への自信をのぞかせていたのは記憶に新しい。

　とはいえ、第３節の結果から見ても、力の差は歴然。もちろん、スリウィジャヤにもFWキース・ジェローム・ガンブスをはじめとする資質の高い選手はいるが、組織ということで見れば、また圧倒的にゲームを支配し続けた第3節を踏まえても、G大阪が優位に試合を進めることになるはず。ただアウェイ戦だということを考えても、相手に可能性を感じさせるような展開になるとサポーターの声援も味方につけ、スリウィジャヤが勢いを増すことも十分に考えられる。それだけに内容的に優位に立つのはもちろん、早い段階で先制、追加点と加点していく中で、スリウィジャヤを完全に黙らせたい。
「ホームでは5-0で勝っているとはいえ、前線の選手は能力が高いし、そんなにメチャクチャ優位に運べたとは感じていないので。そのスコアに関係なく、しっかり全員で守備をして、ボールの保持率を高めればチャンスはある。相手は引いてくると思いますが、そこをどうこじ開けるか。最後の部分でいかにスピードアップして崩せるかの勝負になると思う。先制点を獲れれば流れを掴みやすくなるので、まずは先制することに集中してやりたい（DF山口智）」

　対するスリウィウジャヤは4バックでのスタートが濃厚。第３節では、アウェイ戦ということ、また、攻撃力を誇る『ガンバ対策』として従来の４バックから５バックにシステムを変更してきたが、今回はホーム戦ということもあってか、従来のシステムに戻すことになりそうだ。だが、キーマンが前線の２トップにあることに変わりはない。先にも名前を挙げたFWキース・ジェローム・ガンブスとFWクロード・パフェ・ジャムだ。加えて、トップ下に位置することになりそうなMFザー・クランガーの存在感も絶大。第３節でもそうだったが、彼ら3人が効果的にボールに絡むことになれば、個の能力をいかして一気にゴール前まで持ち込まれる可能性もある。G大阪としてはDF山口の言葉にあるように、まずは前線からの守備を心掛けた上で、得意の攻撃力で相手の守備を切り裂きたい。

　尚、この日の試合にG大阪が勝った上で、もう一つのカード『FCソウルvs山東魯能』戦が引き分けるか、あるいはFCソウルが敗戦した時点で、残り２試合を待たずしてG大阪のグループリーグ突破が決まる。「ここで決めることが出来れば、５月の戦いを余裕を持って戦える。しっかり準備をしてとにかくこの試合で決めるつもりで戦う」とは西野監督。その思いを現実とするためにも、まずは、大阪の地に『勝利』を持ち帰る。

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2009.04.20 Reported by 高村美砂