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【J2:第8節 富山 vs 水戸】レポート:水戸、ロスタイムの決勝点で7戦無敗。荒田の2発に富山沈む(09.04.16)

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4月15日(水) 2009 J2リーグ戦 第8節
富山 1 - 2 水戸 (19:04/富山/1,862人)
得点者:29' 荒田智之(水戸)、69' 木本敬介(富山)、89' 荒田智之(水戸)
スカパー!再放送 Ch185 4/17(金)07:30〜(解説:安井孝志、実況:永田実、リポーター:豊田麻衣)
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 富山は、上位をキープする水戸の底力に屈して1−2で敗れた。先制されたが追い付き、逆転の可能性さえ感じさせた。後半ロスタイムでの決着という結果が示すように力の差はわずかだったが、その小差を埋めるために新加入クラブの試行錯誤が続く。水戸は3試合ぶりの白星で、7戦負けなしを継続して4位につけている。

 富山は課題となっている攻撃力の面で向上を感じさせた。前々節のホームゲームでは、「まずはしっかり守る」というチームコンセプトに縛られ過ぎて積極性を欠き、前半をふいにした。この日は序盤からボランチの渡辺誠、長山一也も前で踏ん張り、両サイドを幅広く使って好機を作った。19分に渡辺がオーバーラップして左から中央へクロス、立て続けに20分には相手陣に入って左から右へ大きくサイドチェンジしてサイドバック西野誠がゴール前に送った。28分にはオフサイドでノーゴールとなったが、MF上園和明からのパスを長山がスルー、走り込んだ左サイドバック中田洋平の低く鋭いクロスをFW石田英之が頭で合わせた。JFL時代にファンを沸かせた連動性がJ2の舞台で戻ってきた。
 前節に続き中盤でのつなぎのミスから切り返されてピンチを招いた。「いいところを狙い過ぎている。セーフティーにサイドに開けばよいケースもある」と楚輪博監督はみているが、深刻になっている様子はうかがえない。試合後の会見でも「第1クールでは、相手に合わせるサッカーではなく、キャンプからやってきた同じ戦い方を続ける」と話した。1月19日の始動からトレーニングで継続して取り組んでいるテーマは「判断とパスのスピードアップ」。成果を信じれば、今は生みの苦しみと捉えることもできるだろう。
 MF木本敬介が初ゴールを挙げ、チームとしての2試合連続得点も初めて。悔しい敗戦だが、また少しだけ前に進んだ。次節は同じ新加入の岡山戦(4/19@岡山)で「負けられない」との気持ちはこれまでになく高まる。再び自分たちの力を知る機会となる。

水戸は、FW荒田智之が2得点を挙げてチームを救った。前半29分、中盤での浮き球の攻防に反応してDF裏に駆け出すと、直感した通りにFW高崎寛之からヘディングでボールが来た。狙い澄ましてゴール中央上に蹴り込んだ。終了直前の決勝点は、ゴール正面のFKから壁の裏にこぼれたボールを押し込んだ。しかし、荒田は「よかったのは点を決めたことだけ。富山の守りが堅くて思うようにプレーできなかった。まだ甘い」と自らに妥協を許さない。
前節に残り5分で2失点して追い付かれ、勝ち切れない試合が続いていた。「なんとか勝ちたかった。決めてくれた荒田に感謝している」とDF大和田真史主将。試合ごとに信頼を確かなものにするエースストライカーの存在によって攻撃のオプションが広がり、若きMF陣がさらに躍動する。木山隆之監督は、DF星野圭佑とMF村松潤を今季初めて先発起用した。「彼らがレギュラー争いに戻ってくることが、チームの競争力につながる。思い切って代えた」と先をにらむ。再び勢いを強めて前進を続ける。

以上


2009.04.16 Reported by 赤壁逸朗
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