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【J1:第4節 鹿島 vs 京都】プレビュー:リフレッシュした鹿島に、ヤマザキナビスコカップ連敗スタートの京都が挑む!(09.04.03)

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4月4日(土)J1 第4節 鹿島 vs 京都(14:00KICK OFF/鹿島
スカパー!生中継 Ch308 13:55〜(解説:福西崇史、実況:西岡明彦)
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ヤマザキナビスコカップへの出場を免除されている鹿島アントラーズは2週間ぶりの試合。ホームに京都を迎える。先週は、3月の5連戦で疲れた体を癒し、今週から再びコンディションを上げる練習に取り組んだ。

ただ、選手のコンディションを敏感に感じ取ることに長けたオズワルド・オリヴェイラ監督は、今週に入ってもチームに集中力が欠けていると感じたようだ。水曜日の練習後に、敢えて全体ミーティングを敢行。再開するリーグ戦に向け気持ちを引き締めた。これには選手たちも「もっとしっかりやらないといけないと思いました」(青木剛)と感じ入ったようだ。

3月26日(木)、オリヴェイラ監督は、関東クラブユースサッカー連盟の指導者講習会の講師を務め、『U-15年代の育成について』というテーマで講義を行っている。そのなかで、監督が強調していたのは「練習と質の結果は日本が一番」ということだった。世界各国で監督やコーチの経験があるオリヴェイラ監督が、日本に来て驚いたことは、練習の密度の濃さと、その精度の高さだった。それなのに練習から集中力が感じられなければ雷を落としたくなることもうなずける。試合に敗れたあとでないことが不幸中の幸いだろう。

先発のメンバーは、前の試合と同じメンバーで行くことになりそうだ。復帰した小笠原満男がチームの中心として機能していることには誰も驚かないだろうが、左SBのパク・チュホと、FWの一角を担う大迫勇也の活躍は、すばらしいものがある。
パクの本来のポジションは左SBのもうひとつ前の位置だが、かなり慣れた模様。「ボランチよりは良いです」と、前所属の水戸ではチーム事情から任されていたボランチよりも手応えを感じているようだ。また水戸の木山隆之監督とはいまでも連絡を取っているらしく、現在3位と躍進していることを聞くと「気持ちいい」と答え、前の監督やチームメイトに負けない活躍をすることを約束してくれた。
また、大迫は、この2週間あまり、ずっとヘディングの特訓を行っている。全体練習後に奥野僚右コーチと紐で吊されたボールにタイミングを合わせてヘディングする練習や、サイドからのクロスに頭で合わせる練習を行っている。ヘディングを得意とする岩政大樹にコツを聞くなど、その姿勢は貪欲だ。「一つ言って変わったところがあるので、だいぶ変わると思います」と岩政も、その成長に期待を寄せていた。

鹿島ホームでの京都戦となれば、柳沢敦の登場に期待がかかるが、コンディション不良で試合への出場は難しい様子だ。代わりに出場するのは豊田陽平と、復帰が近いと噂されているパウリーニョと目される。彼らとコンビを組むのがディエゴ。鹿島の選手たちは、自由に動き回るディエゴをどうケアするのかが一番のポイントと言っていた。
また、守備については韓国代表に選出された李正秀がチームを離れていたヤマザキナビスコカップの2試合で5失点。改めてその存在の大きさを証明した。2日に来日した李だが、鹿島戦にも出場の予定。京都の加藤久監督も「(中村)俊輔だって、代表の試合のあとにセルティックの試合に出てるだろ」と、代表選手の自覚を促した。また、軽い守備からの失点も多かったため、今週のミーティングでは、足先だけでなく体でぶつかって守備をすることを徹底させた。

加藤監督は「鹿島相手にやり方で勝とうとしても無理」と話す。鹿島はこの試合の翌日、ACLのためシンガポールに旅立ち、火曜日に試合を行う予定だ。3連戦の緒戦に勝利をおさめ、勢いを持ってシンガポールに乗り込みたい。両チームが激しくぶつかり合う試合が期待される。

以上

2009.04.03 Reported by 田中滋
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