ホーム・栃木県グリーンスタジアムが照明工事中の栃木SC。そのため、ナイトゲームを国立競技場、西が丘サッカー場、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で開催せざるを得なくなってしまった(6月24日、仙台戦の会場は未定)。阪神タイガースのように「死のロード」とならなければいいのだが…。
「北関東」とはいえ(このフレーズ、今後も頻繁に使わせていただきます)、アクセス面に関して大きな問題はない。ただし、比較的交通の便がいいものの、首都・東京で19時キックオフのゲームに間に合わせるとなると至難の業である。宇都宮を17時に出ても、国立の最寄り駅に着くのは18時半。ギリギリセーフだが、慌ただしい。そもそも、17時に新幹線に飛び乗れるのか?
そうなると、大半のクラブが苦戦を強いられる平日開催の集客は、栃木SCにとってより悩ましい問題となる。
これまでも、何度か平日開催はあった。そのときは、こちらの心配をよそに(JFLの観客動員数をものさしにすれば)相当数のファン・サポーターが集まった経緯があるものの、今回ばかりはどうなるか読めない。ちなみに、昨季の平日開催はガイナーレ鳥取との「J2準加盟ダービー」。19時キックオフで入場者は2,704人だった。年間平均が5,084人だったことから比較すれば半減の数字と厳しい。今季はここまでホーム2戦とも5,000人を超えているが、会場がグリーンスタジアムでないマイナス材料があるだけに、3/25(水)の観客数は半分以下になってしまう恐れがある。
「聖地・国立」をホームにして戦えることは光栄だし、滅多にあることではない。クラブ初の国立開催に胸が躍らないと言えば嘘になるだろう。そう考えれば喜ばしいことなのかもしれないが、一方で観戦を断念しなければならないファン・サポーターがいることから複雑な思いに駆られる。
「できるだけ早く照明設備を整えてもらい、グリーンスタジアムでたくさん試合がしたいですね」
そう話すのは岡田佑樹。移籍2年目ながらすっかり専用スタジアムの雰囲気が、というよりもグリーンスタジアムの雰囲気が気に入ったようである。右サイドバックを主戦場にする岡田にとって、タッチラインとスタンドとの距離が近いグリーンスタジアムは、温かい声援と相手チームのブーイングが程良く聞こえることから、モチベーションが高まるそうだ。専用スタジアム特有の臨場感を数試合だが味わえないのは、ファン・サポーターだけではなく選手にとっても、やはり寂しいし、残念なのである。
しかし、3/25(水)の福岡とのゲームに足を運べないファン・サポーターたちは、その分だけ、国立2連戦となる週末の3/29・東京V戦(こちらは、栃木のアウェイゲーム)では鬱積したフラストレーションをぶつけてくれるに違いない。そのあたりは激烈に熱い栃木のファン・サポーターのことだから、全く心配などしていないのだけれども。緑に負けないくらいの黄色でスタンドを染め上げてほしい。
最後に、3/25・水曜日の会場はグリーンスタジアムではなく国立ですので、お間違えのないように。
以上
2009.03.23 Reported by 大塚秀毅
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