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【J1:第3節 千葉 vs 川崎F】レポート:後半は防戦一方の展開を招き、先制点を守りきれなかった千葉。川崎Fは猛攻を仕掛けるも『1点』のみで痛い引き分け。(09.03.23)

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3月22日(日) 2009 J1リーグ戦 第3節
千葉 1 - 1 川崎F (16:03/フクアリ/14,544人)
得点者:0' 谷澤達也(千葉)、58' ジュニーニョ(川崎F)
スカパー!再放送 Ch183 3/23(月)14:00〜(解説:川勝良一、実況:西岡明彦、リポーター:飯田留美)
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猛烈な強風のため、フクダ電子アリーナへ向かうために乗る電車(特に、川崎・東京方面から)の運行ダイヤが乱れるなか、スタジアムには14,544人の千葉&川崎Fのサポーターが集まった。応援するチームのリーグ戦初勝利を期待して駆けつけたわけだが、結果は引き分けで、どちらのサポーターも勝利の歓喜を味わうことなく家路につくことになった。

 3月18日の練習では、左にMFアレックス、真ん中にMF工藤浩平、右にMF谷澤達也という中盤の布陣だった千葉。だが、試合では左に谷澤、右にMF米倉恒貴が入り、アレックスは試合前のミーティングで千葉のアレックスミラー監督が「全てにおいてキーになるだろう」と評した川崎Fの中村憲剛のマンマーカーだった。試合開始わずか45秒ほどで、千葉はMF中後雅喜の効果的なパスから米倉が右サイドを突破。米倉のクロスボールは川崎FのDF村上和弘に当たったが、ボールが落ちる先に谷澤が走りこむ。川崎のDF伊藤宏樹、谷澤を追ってきた川崎FのMF谷口博之が対応しようとするが、「かぶるんじゃないかという予測があった。判断がよかった」という谷澤の言葉どおり、伊藤と谷口はボールにも谷澤にも対応しきれずミス。谷澤がシュートをうまく決めて千葉が先制した。

 川崎Fは中村が徹底マークを受け続けてボールをうまくさばけず、前半の半ば過ぎまでは本来の攻撃サッカーができなかった。だが、試合後に両チームの選手が話したように、フリーになりがちだった川崎FのボランチのMF横山知伸がボールに絡む形で攻め、前半だけで10本のシュートを打ってきた。千葉としては、先制点を取ったあとの22分と35分の米倉の得点機、結果的にオフサイドだった23分のFW巻誠一郎のシュートが追加点になっていれば、もう少し精神的な余裕を持てただろう。だが、球際の激しい試合でわずか『1点』のリードの状態で次第に守る時間が増え、精神面も肉体面も次第に疲弊していった。

 川崎Fは後半開始からMF谷口博之に代えて入れたMF田坂祐介を右サイドに置いてサイド攻撃を強化し、前半は高い位置にいた中村を下げた。中村は下がり目の位置でボールをさばく一方で、前線へ何度も走った。中村のその動き、それに呼応して他の選手が運動量と攻撃の形を増やす努力をしたことで、後半は川崎Fがひたすら攻め、千葉がそれに耐えて守る展開になった。前半は相手の選手を2人で挟んでボールを取ったり、味方をカバーしたりして守り、攻撃に転じることができた千葉だが、後半はゴール前に完全に押し込まれて苦戦。攻めに出ようとしても前線に人がいないためボールを奪われ、すぐに守備に戻ることになり、「その距離の一つひとつが長くなってしまった」(谷澤)。

 後半だけで15本のシュートのうち2本のシュートがクロスバーに当たって外れる不運もあった川崎F。だが、58分にFWジュニーニョが千葉のDF青木良太にボールを当ててしまうが、こぼれ球をすかさずシュートして同点。猛攻を仕掛けながら逆転できなかったことは悔いが残るが、監督の指示と選手の判断で劣勢を跳ね返した対応力は見事だった。

 一方の千葉は、川崎Fが後半に戦い方を変えたことに対応できなかった。試合ごとにスタメンが変わり、対戦相手への対応を優先した戦い方になることでの難しさはあるが、勝つには「選手がもっと自分で考えて判断していかないといけない」(谷澤)ことは確かだ。

以上

2009.03.23 Reported by 赤沼圭子
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