3月17日（火）AFCチャンピオンズリーグ ソウル vs Ｇ大阪（20:00KICK OFF/ソウル）
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ホームチケット情報 | 決勝戦は11月7日(土）に国立競技場で開催！
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　アジアチャンピオンとして挑む３度目の『AFCチャンピオンズリーグ』。そのグループリーグ初戦をホームで迎えたG大阪は中国の山東魯能に３−０と完勝。ドロースタートとなった昨年とは違い好スタートを切った。加えて、リーグ戦でも開幕戦に続き、第２節の磐田戦も4-1と圧勝。開幕から公式戦３連勝と好調をきたす中で明日、FCソウルとのグループリーグ第２戦を迎える。そのアウェイ初戦を迎えるにあたり西野朗監督は「国内の戦いでは、いいスタートを切った中でこのソウルに入れた。厳しいゲームになることは予測していますが、今のチーム状態を維持しながら、しっかりとポイントを持って帰りたいと思います」とコメント。「昨年のアウェイ全勝は戦術的なところを全員でしっかり捉える中で結果をとれた。今回もそのへんをしっかりと意識した中で試合に入っていきたい」と、アウェイでの初戦に向けて気を引き締めた。

　今回の遠征帯同メンバーは全部で18名。離脱中のDF加地亮をはじめ、リーグ戦第２節・磐田戦を欠場したMF明神智和、MF寺田紳一も遠征には帯同せず。磐田戦同様のメンバーでの戦いとなるが、「誰が出てもガンバのサッカーができれば問題ない」とMF遠藤保仁。その言葉にもあるように、開幕以降メンバーを入れ替えながら結果を残し続けていることは選手の胸に自信を宿していると言える。あとは熱狂的サポーターを要するFCソウルの『完全アウェイ』の雰囲気に飲まれることなく自分たちのサッカーを示せるか。昨年、幾度となく同じような厳しい戦いを『勝ち』で乗り越えてきた経験を糧として『ガンバスタイル』で勝負して欲しい。
「相手の攻撃力は凄いと聞いているが、それを上回る攻撃力を示したい。そのためにも全員での守備の徹底が必要になる。いい入りをする中でいい守備から攻撃に繋げたい（DF山口智）」
「相手どうこうということではなく、自分たちのスタイルを出すことに集中したい。相手もいいチームなので厳しい試合になるとは思いますが、自分たちのサッカーに自信を持って多少押し込まれる時間帯があっても我慢しながら90分を戦いたい。このグループリーグでの力関係を考えても、明らかにFCソウルは山東より上のレベルにある。１位通過を目指しているだけに、ここで叩けばという気持ちは強い。アウェイとはいえ勝点３を目指したい(MF遠藤）」

　対するFCソウルは韓国Kリーグ準優勝チームとして今大会に挑む。国内でのタイトルは00年以来（安養LG時代を含む）遠ざかっているが、リーグ王者の水星同様、Kリーグを代表するビッグクラブだと言える。それは西野監督も警戒するところで「国内では水星とライバル視される中、昨年プレーオフでは試合を落としていますが、今年は水星よりかなり高いレベルのチームだと感じている」とコメント。Kリーグ開幕以降、ACLのスリウィジャヤ戦もビデオでスカウティングをした中では「全体的にスピード感のある、スキルも技術力も高い躍動感のある、チームスタイルを持っている（西野監督）」と評価している。また、直近のKリーグ、江原戦を大幅にメンバーを入れ替えて挑んでいることも気になる部分。前日の会見でFCソウルのセノル・ギュネス監督は「常に試合に出ている11人がベストメンバーだと思っている」と言葉を濁したが、連戦の中、明らかにG大阪戦に照準を絞って準備をしてきた感は強い。実際、明日の試合ではその江原戦とは６名ほど選手を入れ替えて挑むことが予測される中で、本来の攻撃的なサッカーで勝負をしてくることだろう。
「ガンバはよく走って、運動量の多いチーム。個の技術も、スピードもある攻撃的なチームですが、私たちソウルも攻撃的で技術のあるチームです。明日の試合ではお互いに攻撃的なサッカーをすることになるでしょう（セノル・ギュネス監督）」

　周知の通り、G大阪は今季、クラブ初の韓国人選手、DFパクドンヒョクとMFチョジェジンを獲得。彼らに対する韓国メディアの注目度も高く、現地では前日練習後も地元報道陣が多数、彼らの周りを囲みコメントを求めた。おそらくそうした周囲の期待は彼らも感じ取っている部分。FCソウルには、彼らの特徴を知っている選手も多い中で、やりやすさ、やりにくさの両方を感じながら明日、彼らがどういったパフォーマンスを示すのかにも注目したい。「コンディションはいい。勝点を絶対に獲って帰りたい（FWチョジェジン）」。

以上

2009.03.16 Reported by 高村美砂