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【J2日記】水戸:変化の予感(09.03.16)

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(C)佐藤拓也

選考会には11社14名が参加。2時間半という時間をかけてじっくり選考されました。

(C)佐藤拓也

選考には村松潤選手と菊岡拓朗選手も参加。2人の一声で選考基準が変わる場面も!?

(C)佐藤拓也

激論の名残…余白のないホワイドボードが選考のシビアさを物語っています。

3月12日、水戸市某所にて「水戸ホーリーホック×水戸担当メディア連動企画 選手入場コール選考会」が行われ、全選手のキャッチフレーズが決定しました。

以前の【J2日記】に記したように、これは水戸のメディアが超党派でキャンペーンを組んで選手のキャッチフレーズをファン・サポーター募集したもので、2月27日から応募をスタートしました。

「果たして応募は来るのだろうか?」…そんな不安を抱えながらのスタートでしたが、2週間という応募期間になんと739通もの応募があったのです。他クラブから見ると少ない数字かもしれませんが、「ホーリー君の名前を募集したときも500通以下だったし、クラブとして募集したもので500通を超えたものは初めてなんですよ!」とクラブ広報さんが興奮気味に語ったように、水戸にとっては記録的な数字なんです。開幕戦の入場者数が2057人だったことを考えると、単純計算で3人に1人は応募してくれたということになるのです。これはすごいことだと思います。

前述の通り、選考会前までメディア陣の中で不安があったのが正直なところです。「果たして全選手に応募が来るのだろうか?」「もし来てなかったときのために、何か自分たちで案を考えておかなければいけないかな」なんて半分冗談半分本気で話をしたものです。しかし、蓋を開けてみると、そんな思いは杞憂に終わりました。想像をはるかに超える応募数を聞いて、応募してくれた方に対しての感謝の意で胸がいっぱいになったとともに、サポーターの水戸に対しての強い思いをあらためて痛感させられることになりました。

それと同時に、この反響の大きさはメディア陣にとって大きな自信となるものでした。集客が伸び悩む中で、メディア陣として何ができるのかをこれまでずっと話し合ってきたものの、有効な策は出てきませんでした。しかし、今回こういった形で大きな反響があったことで何か1つ道筋が見えたような気がします。みんなで手を組んで行動を起こせば、必ずうねりを起こせる。それは私だけでなく、今回この企画に携わった誰もが思ったことだと思います。
 また、この企画に参加したメディアの数は11社14名。これだけの人数が一同に会すのは水戸では初めてのことであり、メディアの大小がありながらも、みんなが1つの方向に向かって進んだことに大きな意味があると思います。今後につながるたしかな一歩となったことに間違いありません。今回はまだ小さなうねりですが、もっともっと大きなうねりをあげていきたいとメディア陣一同が思っています。

「今後どんどん企画をやっていきたい」と広報さんも目を輝かせており、今後もこういった企画を続けていくでしょうし、さらに面白い形で発信できればと考えています。

ホーム開幕戦で水戸は攻撃サッカーを貫き、勝利を収めました。ピッチの内外で、今、水戸には変化の予感が漂っています。水戸は小さなクラブですが、サポーターも含めクラブに携わる人の思いはビッグクラブのそれとなんら変わりません。むしろ水戸の方が上だと思うときがあります。誰もがその思いを昇華させたとき、水戸に笑顔の瞬間がやってくるでしょう。


これから水戸は、どんどん楽しくなります!

以上

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2009.03.16 Reported by 佐藤拓也
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