大分トリニータは30日、大分市の大分センチュリーホテルで2009年シーズン体制と新加入選手、スタッフを発表した。溝畑社長は「昨年の勝点54を上回りたい。そして、ACL出場権を是が非でも獲りたい」と抱負を語った。今シーズンのスローガンは昨年と同じ『One Heart, Big Challenge』。サポーターとスポンサー、ボランティアなど含めチームがひとつになって、新たな歴史の扉を開く。
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●溝畑宏社長：

　「明日（31日）から新シーズンに向け、チームが始動します。昨シーズンから皆さんが温かい目でクラブを盛り上げてくれ、地方のクラブが評価されました。この場を借りてお礼を言わせてもらいます。ありがとうございました。今年も景気の悪化や社会不安をふっ飛ばすように、チーム一丸となって頑張ります。

　今シーズンのスローガンは昨年と同じ『One Heart, Big Challenge』です。内部で議論しましたが、サポーターとスポンサー、ボランティアなど含めてチームがひとつになる、うちのチームの特性に合っているため、このスローガンとなりました。今年も心をひとつに、大きな挑戦を続けたいと思っています。

　目標は、勝って勝って勝ちまくることです。昨年は32節で鹿島に敗れ、優勝もACLも逃すことになりました。あの悔しい思いを味わったことは、必ず今年に繋がります。そして、鹿島や昨年のACLや天皇杯を制したときのＧ大阪のように、負けないサッカーを目指したいです。勝ち続ければACLの出場、また優勝がみえてくると思います。

　補強については、我々のチームの方針に沿って強化しました。昨年までの土台をかっちり固め、選手を育て、熟度を高める。そのなかのプラスアルファーとしてピンポイントで補強することができました。今後シーズン途中の補強はあるかもしれないが、現時点で準備は整いました。チェンジでなく継続です！

　我々はさらにステップアップして、多くの悩みを抱えている地方のクラブのリーダーとして、これからも戦っていきたい。全国の地方のクラブが我々の動向をみているので、使命感を持って、昨年11月１日（ナビスコカップ優勝）の幸せの瞬間を皆さんと共有できるように、船出をしていきたい」

Ｑ：先ほど、目標は勝って勝って勝ちまくるとのことでしたが、具体的な数字があれば教えてください。

　「（金崎）夢生が（ユニフォーム発表会のとき）34勝すると言っていましたが、それはチョット厳しいので、昨年の勝点54を上回りたい。
　それと2009年は世界を意識して戦いたい。新年早々、Ａ代表に２人選出されました。２月にはパンパシフィック選手権、８月にはスルガ銀行チャンピオンシップで南米王者と戦います。今年は世界を感じる年になるでしょう。また、ACL出場は是が非でも獲り、Ａ代表にも５人ぐらい送り出したいです」

以上