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【2009シーズン始動!】ベガルタ仙台:新体制発表会見での白幡洋一社長、手倉森誠監督コメント(※質疑応答追加)(09.01.23)

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23日、ユアテックスタジアム仙台にてベガルタ仙台の新加入選手記者会見が行われました。会見でのベガルタ仙台 白幡洋一社長、手倉森誠監督コメントは以下の通りです。
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新加入選手コメント

●ベガルタ仙台 白幡洋一社長:

「みなさんおはようございます。今日はお忙しい中、そしてお足元も悪い中、多数の方にお越し頂き、ありがとうございます。
 私も先ほど、全員と顔合わせをしたのですが、全員、非常に笑顔が素晴らしいと思っています。人間を判断する私の一つの基準が『笑顔』なのですが、そういう意味では笑顔のいい人間ばかりだなと思いながら、この会場へやってきました。

(着席の後)監督とエリゼウ選手の間に座りますと、誰が座ってもヤサ男に見えてしまうので、非常に特をしているのかな(笑)
 昨年の12月冒頭、平成20年度を一緒に戦ってくれた6人の選手へ戦力外通告をいたしました。私としても苦渋の選択でしたが、監督、強化部の考えを会議で説明いただき、理解したので了承いたしました。並行して、後半の戦い方、そして入れ替え戦に臨みながら今一歩のところで悔しい結果となってしまったことをベースに、これからどんな方向で強化に臨んでいくのか、強化会議の中ですりあわせ、限られた補強予算の中ではありますが、強化部の努力により、本日発表の内容となりました。
 私としても、スタート段階では、当初の計画どおりの補強ができたと認識しております。
 また選手の契約更改においても、強化部、監督、そして一部選手の協力がありまして、12月31日まではかかりましたが、ぎりぎり年内で全ての選手の契約更改を完了し、今後に向けた体制が整ったことに、まず私自身が安堵しております。

 今年の補強の肝や戦い方に関しては、この後監督から詳しい説明があろうかと思いますが、私が理解している部分では3点あると思います。1つめ、ここ数年目指してきた『人とボールが動くサッカー』の完成度を高めること。2つめに、勝ち抜けるサッカーを実現すること。そして3つめは、51試合と試合数が多くなりますので、全てのポジションでレベルの高い選手の層を厚くすること。
 今回、料理で言えば材料、素材は揃いましたので、これをどう料理するのか。キャンプ、あるいは開幕後のレシピに関してどう工夫するのか。この辺りは監督に任せてありますので、皆さん同様、私も楽しみにしております。
 ちなみに今回の補強に関しては、前任者の名川氏(名川良隆前社長)との引き継ぎの中でいろいろアドバイスを頂きましたが、その内容もほぼ実現できておりますので、おそらく名川さんも満足しておられるのではないかと考えております。
 新加入の選手にあえて共通にお願いをしたいのですが、昨年ベガルタ仙台は、J2で初めてフェアプレー賞を受賞いたしました。このクラブの成果を伝統とするためにも、ぜひともフェアプレーに徹し、フェアプレーをお願いしたいと思います。

 最後になりますが、監督には、開幕当初からのロケットスタートをお願いしております。これが唯一無二の大命題でありますJ1昇格へのわかりやすい戦略であり、監督が話されている『完全昇格』を確実にすることにもつながり、立地的に不利な条件の宮城スタジアムで多くのお客様を迎える動員計画になるのだとも思います。
 皆様にも、昨年同様、今年一年、ご支援ご声援をお願いいたします」

●手倉森誠監督:

「皆さん、ボンジーア、アニョハセオ、おはようございます(笑)今年は通訳もいるんですけど、3カ国語を使いながら、がんばっていきたいと思います。
 今日の新戦力、まず2008年を戦ったメンバーがベースであると。その上で去年足りなかったものを体現できるメンバーが、今シーズンこうやって補強できたというところです。
 新加入選手も、去年のベガルタ仙台の成績、今年の我々の立場、やっているサッカーを十分理解していると思うし、それぞれが何をしないといけないかもみんな分かっていると思うし、J1昇格に向けて、昨年のメンバーと上手く融合して戦っていけるメンバーだと期待しています。
 まず、彼らは、今の力でも、ベガルタにないものを持って来られてる選手で有りますが、私から見ればまだまだ伸びしろのある、有望な選手。このクラブでさらに個人が成長して、クラブと共に大きくなっていければいいなと。その先には彼らがJ1で戦った時に、さらに核となってくれることを信じています。
 今年一年間、またよろしくお願いします」

<質疑応答>

Q:先ほど、今季の新加入選手たちを「去年足りなかったものを体現できるメンバー」と話していましたが、その辺りをもう少し具体的に教えて頂けますか?

手倉森監督「勝ちきることですね。最後の精度だったり、競った試合をものにするというところに、強い守備力だったり、決めるところを決められる得点力だったりというところを、今ここにいるメンバーは兼ね備えている、ということです」

Q:外国人枠やA契約枠には余裕がありますが、今後の補強の可能性は?

白幡社長「技術的なことは監督が話しますが、基本的に我々には『J1昇格』の四文字しかございませんので、戦いの中でその目標を確実にするために必要であれば、今後も補強を続けていきたい。それなりの準備をフロントとしてもしておきたいと考えております」

手倉森監督「そういうことでございます(笑)。本当に、強化、補強というのは常に頭の中にあると言うことを考えれば、アクシデントに備えるためにそういったことも可能性としてあるだろう。そういうことが起これば会社にお願いしたいし、会社もそういう気持ちでいてくれていることに感謝したいです。
 まずは今揃っているメンバーでキャンプをスタートしたい。キャンプの質を上げるために、まず適正人数だと考えていますから、今揃っているメンバーでやれるところまでやる所存でいます。あとはテスト生などもキャンプに呼んでみたり、いろんな選手の発掘も、強化と話しながら進めていきたいと思っています。その中でいい選手がいれば獲るし、獲りたいと言いたいです。そういった形で、一年間続けてやっていくと思います」

Q:悲願の昇格に向けて、メンバーの補強も終わりました。改めて、今季に向けての抱負をお願いします。

手倉森監督「今年は躍動感を持ってやりたい。スローガンにも『躍動』という言葉を入れたい。
 去年は『感動一体』。いろんな事を感じて動き、その中で感動を与えられるゲームをしたいというのがベースとして残った、と。その先には『躍動』。まず何よりも、やっている我々が活き活きとしたプレーを表現し、それで魅了していくこと。勝つことによって、支えてくれるフロント、スポンサー、サポーターと言ったところにも、私生活から躍動感を与えていきたいというところがあります。
 とにかくエネルギッシュ、アグレッシブなサッカーを表現して、試合を見ながら勝つ可能性を高いゲームを進めているという所を見せてきたいです。去年はどうしても、じれないような戦い方というのがありましたが、なるべく圧倒できるようなサッカーを、みんなと作っていきたいなと思っています」

Q:それぞれの選手に期待しているポイントをお願いします。

手倉森監督「まずチュソン(朴)は、左SBでの上がり。これまで仙台は右肩上がりと言われていたところ、左からもどんどん上がっていって欲しい。それと彼のパンチ(力)を見た時に、シュートレンジの距離をどんどん伸ばしてほしいなと思います。どこでも得点できるようなところと、クロスの精度も非常に高いので、そうしたゴールに関わるプレー、プラス、サイドでの守備に期待しています。

 エリゼウに関しては守備。ボランチもできますが、基本的に最終ラインを統率して、コンパクトな守備組織からのプレッシングというところを、彼には統率してもらいたい。あとはこの長身を活かした、セットプレーからのゴールにも期待しています。

 ソアレスも、やっぱりゴールですよね。点取り屋として獲得したのだから。彼の特徴は、ボールを収めることができ、さらに日本人の長身選手というのはターゲットプレーヤーになりがちですが、彼の場合はそれもできて、なおかつ(サイドに)流れることができる。非常に人もボールも動くサッカーというところで、うちに合うセンターフォワードだと思っています。作りの中でも起点になれ、なおかつゴール前では冷静にゴールができるというところに期待します。

 曽我部慶太は非常にクレバーで、技術の高い選手。ドリブルでもパスでも、相手を外していくことができ、それが自分ででも、コンビネーションからのパスででもできる。非常に良いところが見える選手。なおかつペナルティーエリアの中に入った時に、非常に冷静でいられる。とにかく、中盤でボールを落ち着かせる、チームを落ち着かせるというところに、クオリティーの高さを感じる選手です。うちのスタイルにも合っているので、中盤のリンクマンとして、核になっていってほしいなと思います。

 島川…笑顔の素晴らしい選手(笑)。彼も本当に、柏レイソルU-18でポゼッションサッカーをしていて、非常にプレッシャーを感じないで、とにかくボールを動かすことができる選手です。ベガルタ仙台でもその特徴をチームに落としてくれれば、最終ライン、もしくは中盤で、ボールを散らすことができるというところ。あとはスピードを伸ばしてもらいたいというところはありますが、彼は非常に読みのいい選手。そういった守備でのオーガナイズを伸ばしていってもらいたいなと思います。

 桜井は経験のあるGK。とにかくうちのキーパー、質の高い4人が揃っている中で、競争を激化して欲しいというところ。彼は非常に経験もあるし、コーチング、キック、とにかくGKとして攻撃の起点となって、最終ラインから絡んでいけるキーパーです。今キーパーもビルディングアップに参加していかないといけないというサッカーの中で、桜井はうちには最も必要なキーパーだったということで補強しました。また彼の持ち味が、他のメンバーにいい影響を与えてくれればと思います」

以上
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