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【AFCアジアカップ2011カタール 予選Aグループ第1戦 日本代表 vs イエメン代表】岡田武史監督(日本代表)記者会見コメント(09.01.20)

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1月20日(火) AFCアジアカップ2011カタール 予選Aグループ第1戦
日本代表 2 - 1 イエメン代表 (19:20/熊本/30,654人)
得点者:7' 岡崎慎司(日本代表)、47' ザヘル・ファリド(イエメン代表)、66' 田中達也(日本代表)
2.4フィンランド戦@国立 チケット発売中!
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●岡田武史監督(日本代表):
「選手は試合前から非常にやる気に満ちていて、モチベーションが高かったので今日はかなりハードワークしてくれると思っていた。確かに、非常にハードワークもしてくれたし、やる気があったが、立ち上がりで簡単に点を取れたことと、相手がダブルリベロのような感じでDFを固めてきたために、中盤やサイドバックがフリーになるということで、簡単にできるような気になってきて、だんだん一発狙いや、強引な突破が増えてきた。
それと共に、やる気が裏目に出て、中盤から物凄いスピードアップしてしまってミスが出たり、そのままのスピードでいって最後に詰まってしまうという形がでてしまった。

後半立ち上がりに1点取られて、正直あまり策を打ちたくはなかったが、自分たちで解決できそうになかったので、システムを変えて中盤を厚くする形にしたら、だいぶ流れが出てきた。

しかし相手も国を代表するチームだし、そう簡単にはいかない。入ったと思うシュートでもかき出される。これが公式戦というものだと思う。そういう意味では、経験が少ない選手たちがその厳しさを分かっただろうし、ボールを持ってから何かしようというのでは遅いということも分かったと思う。
その上で、勝点3を取ってくれたということで、私としては満足している。まだやらなくてはいけないことが多いのは分かっているが、1月10日から、恐らくオフの間も練習してきてキャンプに臨んでくれて、そしてここで結果を残してくれた選手たちに感謝したいと思う」

Q:巻選手を投入した意図と、評価は?
「後半、相手が1点とったことで引いて固めてきたので、中央は突破が難しくサイドからになると。中盤をダイヤモンドにしたことで、サイドバックがかなり上がれるようになってクロスが入るようになったので、巻の高さとクロスボールに突っ込む迫力が活きるだろうということ。
ご覧の通りすぐのCKもそうだし、彼が飛び込んでくれることで相手も混乱していたと思う。こういう拮抗した試合では経験のある選手はありがたい。そういう意味で今日の彼のプレーには満足している」

Q:岡崎選手の評価と、若い選手がコンセプトを学んだことの意義は?
「岡崎は、今日4点くらいバーやポストに当てていたので、試合が終わって『ハットトリックだったね』とみんなにいわれていたが、彼はああいうクロスに入っていくものを持っているだけではない。若い選手は足元にボールを持ってから何かをしようとする選手が多いが、岡崎はボールを受ける前に動ける選手。そういう意味で彼の存在は大きかった。点は1点しかとらなかったが、非常に大きかった。
学ぶといわれても、僕は教えているわけでもないんですが、少なくともボールを取られた瞬間にDFに入る切り替えの早さ、下がらずに取り返しに出て行くところは、ほとんどの選手が理解してやってくれた。それは大きな収穫だったと思う」

Q:1点取られたが今日のDF面での課題、反省は?また、VVVフェンロの公式HPで本田圭佑選手(VVVフェンロ・オランダ)が代表に招集されたという話が載っていたが?
「DF面といわれても、今日DFが大きなミスをする場面もなかったので、中央の2人そして青木の3人で守る形が多かったが、非常に安定していた。セットプレーでの1失点は香川のボールの取られ方が悪かったところに尽きると思う。今日DFで何か課題が出たかというのはあまりチェックできなかったかなと思う。

本田圭佑については、海外の選手はオーストラリア戦の2日前にならないと集められないんですが、我々はその前にバーレーン戦、フィンランド戦と2試合を戦わなくてはいけない。合宿している中で、どうしてもそのポジションが物足りないと感じていたので、今コンディションがいい選手で、来られる選手というと、その時期に試合がない本田圭佑(VVVフェンロ・オランダ)がいると。
彼は前にも招集しているし、予選も出ていてやり方も理解してくれているし、ビデオを見ていたら、かなり以前よりも運動量も多くなって、コンディションもいいということで、バーレーン戦に出してくれないかとお願いしていた。そしたら出してくれるということで感謝している」

Q:バーレーン戦はアウェイだが?この試合のメンバーをどう考えているか?
「もちろん1月10日に集めたメンバー、そしてバーレーン戦に集めるメンバーというのはある程度想定している。というのは、1月21日に集合するメンバーには予め伝えておかないと、コンディションを作ってきてもらえないので。ある程度伝えている。

天皇杯をやっていたり、FCWCをやっていたりで集められなかった選手を集めて、それと今回の合宿でよかった選手というか・・・ここまで(合宿を)10日間以上やってきて目処がついたので、それを合わせたメンバーでやろうと。選手には入らない選手も何人か出る。諦めるのは自由だが、我々の目標に向かって本気でチャレンジする気があるのなら、もう一度チャレンジして欲しいとは伝えている」

Q:今日の試合の流れについての印象は?ハーフタイムでの指示は?
「前半立ち上がりはテンポがよかったが、段々いけるという雰囲気というか、慢心とは言わないがそういうのが出て、パスを探してから蹴る、受けてから動く、または一発狙いが増えてリズムが出なくなった。

それに加えて、中盤からスピードアップが早くて、スピードアップすれば当然ミスが出るし、最後のところでのスピードアップの効果がなくなるので、HTではもう少し中盤で早くサポートしてシンプルに動かしていって、相手が中央で2枚余っているんだから、ごり押ししても難しいと。来たらサイドを変えてそこで爆発的なスピードアップをするという指示がメインだった。別に彼らには戦う気持ちもあったし、檄を飛ばすとかそういうことはなかった」

Q:今日は例年の1月時期に比べてコンディションが良かったように思うが?
「キャンプの打ち上げでお話したように、このキャンプをカタール戦の頃のメンバーでやっていたら、ここまで良かったかというとそうではなかったと思う。新しい選手が多かった分、いい状態で集合してくれた。それと共に、何とか代表でやりたいという強いモチベーションを感じたし、練習が非常にスムーズで、大きな怪我人も出ずにいけた。この時期にこれだけ出来たのは、選手たちのやる気、そして準備してきてくれたことに尽きると思う」 

以上
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