本日、横浜BLITZで新体制発表会見が行われました。出席した木村浩吉監督のコメントは以下の通りです。
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●木村浩吉監督:
「今年も指揮を執らせていただくことになりました。昨年はハラハラドキドキのシーズンでありました。先ほど齋藤社長の方から『二兎を追うものは一兎を得ず』という話がありましたけど、僕は三兎(三冠)を追っていきます(笑)。三兎を追うものは三兎を獲れると思っています。目先の一つ一つの試合を大事にし、ただ勝つだけじゃなくて、Ｆ・マリノスらしい、いいサッカーをして勝っていきたいと思います。

　昨シーズンは非常に苦しいシーズンでした。私事ですが、眠れない日もありました。ただ、尻上がりに戦術も浸透していき、最後(リーグ戦最終節)は、浦和レッズに６対１で勝ちました。そして天皇杯(準決勝)、あのガンバ大阪に勝てなかったという非常に悔しい思いをしました。僕は、社長より複数年の契約ということで監督を引き受けましたが、複数年やろうとは思ってません。今年結果が出なければ、来年、再来年はないと思ってます。

　クラブは育成型を掲げていますが、私は若い選手を起用しようと思っているわけではありません。毎日トレーニングしていくと、選手の顔色、コンディションがわかります。そのなかで本当にコンディションが上がってきた選手がいれば、代表、外国人、若手、ベテランというのは全く関係ないと思います。したがって日々、選手は同じチームの仲間、ライバルと競争していかなければいけない。競争なくして、進歩なしということです。

　ただ、サッカーは楽しいスポーツです。今年、チームがスローガンに掲げましたのは『Enjoy・Growing・Victory』。日本語で、楽しみながら、育っていき、勝っていけばいいよね、と。ぜひ選手には楽しみながらも日々競争して、一試合、一試合を戦っていってほしいと思います。

　僕は今年で25年、チームにお世話になります。Ｆ・マリノスは今までの伝統があり、非常に強かった時代も僕は経験しています。それから普及にも携わってきました。いろんな角度からこのチームを見てきた僕としては、今までの伝統、そして強いＦ・マリノスを皆さんと一緒に築き上げていきたいと思います。

　一つでも多くのタイトルを獲れるように頑張っていきますので、ここに来ていただいた750名の皆さんには、全ての試合に来ていただけることを信じています。そしてお友達、友人、家族を誘って、Ｆ・マリノスを応援で優勝へ導いてください。今年一年、新人を含めて選手、フロント、スタッフ、コーチングスタッフが一丸となって戦いますので、応援よろしくお願いします」

以上