本文へ移動

今日の試合速報

ルヴァン 準々決勝 第1戦
ルヴァン 準々決勝 第1戦

J’s GOALニュース

一覧へ

【2009シーズン始動!】札幌:新監督就任会見での矢萩竹美社長・石崎信弘監督コメント(09.01.13)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
本日、札幌市内のホテルにてコンサドーレ札幌の「石崎信弘新監督就任会見」が行われました。席上のコメントは以下のとおりです。
------------

●矢萩竹美社長
「本日は新年早々のお忙しいところ、新監督の就任会見にお集まりいただきありがとうございます。今日ここで新しい監督として、石崎信弘をご紹介できることを非常に心強く思っております。

ご承知の通り、コンサドーレ札幌は昨年、6年ぶりにJ1で戦いましたけれども、残念ながら1年で降格ということになりまして、今年また、あらためてJ2からのやり直しのシーズンとなります。
石崎監督は若手の育成力、豊富な練習量等々と、過去色々なチームでの実績をたくさんお持ちの方でございます。また、コンサドーレの前身である東芝サッカー部の出身でもありまして、赤黒のユニフォームの発案者ということでもあり、私としてはコンサドーレがまたJ2からスタートする新しい年の監督として最適な方をお迎えすることができたと考えております。

コンサドーレは昨年に比べて若いチームになっています。20日から始まりますグアムのキャンプでは石崎監督にはビシビシと鍛えていただきまして、今年のコンサドーレのイメージであります“若くてスピードのある、力強いチーム”、そういったチームにぜひ変身させていただきたいと考えております。また石崎監督は人間的にも素晴らしい方であり、今まで以上にクラブに、チームに一体感を持たせたファミリーなチームにしていくためにもご尽力していただきたいと思います。
これから私ども、クラブをあげまして石崎新監督のもとチームを全面的に支援しながら、J1昇格に向けて新たなチャレンジを試みていきたいと思っております。今年も1年間よろしくお願い致します」

●石崎信弘監督
「皆様こんにちは、石崎です。あけましておめでとうございます。今年から札幌で監督をやらせていただくことになりました。1年でJ1に復帰できるように、チームとサポーターが一体となって戦っていけるように頑張っていきたいと思います。

私はもともと東芝でサッカーをやっていたので、いつも札幌のことは頭の中にありました。私の場合は東芝サッカー部を離れてモンテディオ山形で監督業を始め、当時はよく対戦もしていました。
札幌で監督をやるというのが私の中でひとつの夢で、その夢がかなって大変光栄に思っております。先ほども言いましたけれども、もう一度J1の舞台で戦えるようにチームを指揮していきたいと思っておりますので、ご支援のほどよろしくお願い致します」

Q:札幌からの就任要請を受ける決め手となった要素を教えてください
「昨年私が柏で監督をやっていたときに、新聞報道で札幌の次期監督に名前が挙がっていることは知っていたんですけれど、まだその時点では私は(柏を)解任になっていませんでしたので、頭にはありませんでした。
リーグが終わる3試合前のジュビロ戦で残留が決まって、そこで来年は契約がないという話を聞いたときに『あ、札幌があるのかもな』と思いました。
そこで、札幌の強化担当である三上に連絡して「やらせてもらえるか?」という話をしました。先ほども言いましたけれども『いつかは札幌で監督をやりたい』という考えがありましたので、そのタイミングかなということ。また、強化担当の三上とは山形で一緒にやっていまして、彼から色々な話を聞いて、新しいチャレンジということでJ1に向けて頑張っていきたいと思いました」

Q:過去に札幌と対戦しているが、対戦相手としての札幌はどういう印象がありましたか?
「去年は三浦俊也さんが監督をやっていて、すごくディフェンスの堅いチームというイメージがありました。過去、私が山形、大分トリニータ、川崎フロンターレと監督をやってきたなかで、毎年のように札幌とは対戦してきましたが、その時はやはり外国籍選手を中心に強いチームを作ってきていると感じていました。ただ、柏がJ1に昇格を達成した年は柳下(正明)さんが監督をやっていまして、その時はフッキ中心にすごくいいチームを作っていたと思いました」

Q:札幌では若手育成が期待されていると思うが、どのように鍛え上げていくつもりでしょうか?
「まだ選手を見ていないのですが、やはり戦って勝つということを目標としてやっていける選手にしていかなければ厳しいのではないなかと思っています」

Q:今季のJ2はチーム数が増えて長丁場になるが、どういうサッカーを目指していくのでしょうか?
「サッカーというのは選手がやるスポーツなので、やはり選手を見て、私が方向性を出しながらチーム作りをやっていきたいと思っています。今回のような51試合というのは初めてで、選手の人数も27名ということで、人数の少ないなかで長いシーズンを戦っていかなければいけないという、大変厳しいシーズンになるというのは目に見えています。ですから、全員でひとつの目標に向けて戦っていけるようにしたいと思っています」

Q:石崎監督は赤黒のユニフォームの発案者とのことで、あらためて発案のエピソードを。それから、北海道あるいは札幌の街の印象を教えてください。
「私が選手時代にプレーしていた東芝は、会社のカラーが赤、白、黒という3つだったわけです。その時に、基本的にホームは全身が赤か、赤白赤。アウェイのときが全身白か、白赤白という感じで黒が全然入っていなかったんですね。それで、90年代はじめだったと思うんですけど、新しいユニフォームを作るという時に『強いイメージがあるユニフォームを作ろう』ということで…。ホームは、欧州、特にイタリアのセリエAで強かったACミランのように、アウェイはユベントスのような白黒というにしたのですが、その赤黒がずっと残っていたという経緯があります。
札幌の街のイメージについては、何回か家族で旅行に来たことがあります。夏にも冬にも来たことがありますが、富良野や小樽にも行ったことがありますね。食べ物がすごく美味しいですし、非常にいいところだと思っています。札幌で仕事をしたいという理由のひとつも、ここにありました」

Q:札幌のサポーターの印象は?
「東芝が最初に札幌に移ってきたときに、私は山形の監督をやっていたのですが、すごく観客が入っていました。あの頃は札幌厚別しかスタジアムがなかったのですが、赤と黒のコントラストが綺麗な絵文字がスタンドに作られていて、いい雰囲気だったと記憶しています。札幌ドームで最初にやったのは私が川崎Fの監督をしていた時なんですけれど、そのときも素晴らしい雰囲気のなで試合ができたのを覚えています。
ただ、残念だったのは去年、柏と札幌が対戦して、その試合で札幌が負ければJ2降格が決まるという試合だった。一番大事な、ここでチームを支えなければいけないという重要な試合で、観客席が結構空いていたんですよね。苦しいときこそ、チームを支えるのがサポーターだと思います。そうやって支えてもらえるようなチームになっていかなければいけないと考えています」

Q:赤黒のユニフォームへの愛着というものがあればお聞かせください
「やはり赤と黒のユニフォームを見ると自分の青春時代を思い出しますし、過去何回も対戦している相手ですので、すごく強いイメージがあります」

Q:始動はグアムキャンプとなるが、そこで重点的にやっていく部分は?
「まずはやはり体作り。長丁場のシーズンになりますので、体作りをしっかりやらなければいけないと思っています。今回、フィジカルコーチの石栗というのがおりますので、午前中に彼が走りこみをやってくれるのではないかと思っています。『石崎は走らせる』というウワサになっているようですが、そんなことはないです。走らせるのはフィジカルコーチですから(笑)。チーム戦術の部分は、その次の熊本でやっていければと思います」

Q:監督が考えるファンサービスの部分について教えてください
「私ができるのはグラウンド上だけだと思うんですよね。練習を見に来てくれた人に楽しんでもらう、あるいはゲームにまた観にいきたいと思わせるようなサッカーをやることが大切だと思います。選手にも話をしようかと思うんですが、やはりサポーターがいるからこそプロのチームは成り立つんだと。練習場に足を運んでくれたサポーターには、しっかりファンサービスをするように。一番はサッカーの内容が良くて勝つことだとは思いますけれど」

Q:パフォーマンスなどをする予定は?
「ボクが歌うんですか? ファン感謝デーのときに『やれ』と言われればやりますけどね。お好み焼きを焼けと言われれば焼きますし。ただ、お好み焼きは1枚焼くのに相当な時間がかかりますからね(笑)。私にできることがあれば、何でもやっていきたいと思います」

Q:苦しいチームに支えてもらうチームになるために必要なものは?
「やはりグラウンドで100%で戦うことが、人の気持ちを動かすんじゃないかなと思います。もちろんサッカーなので勝つこともあれば負けることもありますけれど、グラウンド上で100%の力で戦えるチームを作っていかなければならないと思っています」

Q:札幌の場合、首都圏のチームと違ってアウェイゲームの際の移動距離が長かったり、気温差が大きかったりするわけですが、ホームゲームとアウェイゲームでの戦い方や考え方を変えたりというプランはお持ちでしょうか?
「やはり気温差がかなりあると思いますし、移動もJ2のほうが大変だと思います。アウェイでどんなにおもしろいサッカーをしても、クラブには金は落ちませんので(笑)、出来るだけホームでおもしろいサッカーをしてサポーターの方にたくさん来てもらえるようにしたいと思います。アウェイでは、フィジカルのところを考えながらやっていかなければかなり厳しくなると思っています」

以上
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/09/05(木) 14:00 Jリーグ審判レポート(シンレポ!)審判の舞台裏 #6 「元Jリーガー 御厨貴文が審判への道を選んだワケとは?」