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【J1:第33節 大宮 vs 京都】レポート:ホーム最終戦を飾れず、大宮の残留決定は最終節に持ち越すことに。(08.12.01)

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11月30日(日) 2008 J1リーグ戦 第33節
大宮 1 - 1 京都 (16:03/NACK/12,915人)
得点者:12' ラフリッチ(大宮)、58' 林丈統(京都)
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 両チームともに、同じ意気込みをもってこの第33節に臨んでいた。「勝って残留を決めよう」というその意気込み通りの勝利はどちらにも転がらなかったものの、1−1のドローでアウェイの京都は勝点を41とし残留を決めた。一方大宮は、ホームNACK5スタジアムでの最終戦を、昨年に続き勝利で飾れなかっただけでなく、勝点40で残留決定にも至らず。前節の新潟戦を負傷交代しながら、この試合では先発した藤本主税は「この試合で(負傷の箇所が)切れてもいいと思っていた。本当に悔しいです」と唇をかみ締めていた。

 試合は大宮のペースで動いていくかのように見えた。12分という早い段階での得点は、早い時間帯に得点し逃げ切るという大宮の勝利パターンの一つだ。小林大悟の左クロスが中央にいたラフリッチには合わず逆サイドに流れる。だが、右サイドを走りこんだ内田智也がきっちり折り返し、藤本主税がシュート。これはGKに防がれるもののこぼれ球をラフリッチがきっちりと詰めて先制点となった。

 しかし、早かった先制点が大宮の味方となったわけではなかった。これ以降大宮は京都の戦いぶりに苦しめられることとなった。「先制しているということを自分たちに有利にできなかった」と小林慶行。相手の高い位置からのプレッシャーを「真に受けて」(小林慶)中盤でゆっくりと時間を作り出すようなポゼッションをすることは出来ず。焦って蹴り出し、それが「クリアなのか蹴っているのかわからない中途半端になって」(藤本)結局はセカンドボールの扱いに長けた京都のものとなってしまっていた。大宮はカラリと晴れてはいるものの強い風の吹く冬らしい天候に苦しめられもした。だが、ロングボールを前線の裏のスペースに蹴り出すという戦術を徹底している京都は、そこまで天候に苦しめられることはなかった。得点とはならなかったものの京都はバーを叩くようなシュートも数本放っていた。

 1−0で前半を折り返すも「勝負は(試合の)2点目の行方だと思っていた」(内田智也)と言うように、大宮側には勝利の確信がこの時点で持てていなかったということなのだろう。試合後には「相手のロングボールは効果的だった」「セカンドボールでは相手が一枚上だった」と相手を認めるような言葉が相次いだ。ハーフタイムに「勝利で残留を決めよう!」と送り出された後半13分、京都に同点弾を決められてしまう。佐藤勇人からのパスを、柳沢敦と繋ぎ、最後は「今日は決めそうな気がしていた」と加藤監督が話す林丈統が決めて同点にされてしまう。

 大宮はその後も試合のペースをつかむことが出来ず、相手が4バックから5バックに変更し守備固めを行ってきたのに対し、森田浩史を投入しラフリッチと長身2トップを組ませるなど攻撃的な交代も行ったが得点には至らず。「相手のセカンドボールへの執着がすごかった」と樋口監督。結局は相手が一枚上だということを認めざるを得ないドローとなった。

 大宮はこの試合で残留を決めることは出来なかった上に、ホームながら京都の残留を目の当たりにした。だが最終節に勝利さえすれば大宮は自力でのJ1残留の可能性がある。順位も13位のままだ。「自分たちでわざわざネガティブになる必要はない。今はメンタルが大事な時期」と小林慶。これからの一週間は特に新しいことに取り組むというよりは、これまでのベストパフォーマンスを出すべくメンタルとフィジカルを整える1週間ということになるだろう。何が何でも勝利して自力で決めきることで今年一年間貫いたサッカーが来年につながるはずだ。

以上
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