11月29日（土） 2008 J1リーグ戦 第33節
柏 0 - 2 大分　（16:04／柏／10,628人）
得点者：77' 鈴木慎吾（大分）、80' 上本大海（大分）
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●シャムスカ監督（大分）：

「ここまで常に本当にタフなゲームになってしまう理由としては、どのチームもすごく激しいサッカーをやってくるということ。今日はスタンドから柏のサポーターが後押ししていたし、彼らの後押しがさらに柏のサッカーを強くしていた。本当に苦労した。相手のスピードのある両サイドの選手がかなり攻撃的で、そこからクロスをどんどん入れてきたが、我々はそのクロスへの対応が素晴らしかった。我々の攻撃に関して言えば、しっかりとカウンターだったり、いろんなチャンスを作ることができた。後ろからの押し上げによって、全体をコンパクトにすることができた。今日はいいゲーム内容だったと思うし、それだけの選手の頑張りがあったからこそ、今日の勝ちにつながった。それと、このスタジアムまで応援に来てくださった大分のサポーターに対して、この場で感謝したい。最終戦、またこの流れでサポーターの皆さんに応援していただき、今我々にいいチャンスが巡ってきていると思うので、ACLの出場権を得るためにもそのチャンスを使っていきたいと思っている」

Ｑ：鹿島戦の結果はいつ聞いたのか？
「結果は試合が終わってから聞いた。少ない可能性だったが、確かに我々には逆転優勝のチャンスがあったかもしれない。しかし、そのチャンスをつかむには、いろいろなことが起きなければ実現しないという状況だった。我々のなかでは、今はACL出場圏の３位以内ということに目標を修正しているので、残り２節を勝たなければいけないということだけを頭に入れていた」

Ｑ：高橋と小林亮の交代の意図と、小林の出来について
「高橋は筋肉の問題があって前節ゲームに出ていなかった。回復のためにボリュームのあるトレーニングがなかなかできなかった。今日のゲームでは、まず亮と高橋のどちらをスタメンに起用するかということをギリギリまで考えていた。私の判断というよりもスタッフ全員で決めたことだが、高橋は９０分できないということがあったので、それをいつ亮に代えるのかというところだった。亮が入ったタイミング、状況というのは相手にとって本当に嫌なタイミンだったんじゃないかなと思う。亮はダイナミックな動きとスピードがあるし、あの時間帯でそういった選手、高橋と違ったタイプの選手が入ることで、相手にとってはつかみづらかったと思う。そこからチャンスにつながったということは、私にとっても大きかった」

Ｑ：チャンスを活かせない試合が続いていたが、今日の決定力の高さの要因は？
「今日のゲームに関しては、本当に効果的にチャンスを結果に結び付けた、それだけだと思う。今まではチャンスは作れていても、そういう状況があるにも関わらず、効果的な攻撃ができなかった。今日はみんなよくやったと思うし、チャンスを簡単に結果に結び付けるようなゲームはいつでもできるものではない。今日は選手の頑張りを称えたい。シーズンの最終盤にくると、当然みんな疲れが溜まってくるが、このゲームへの準備期間で100％以上の力で、みんな本当にぎりぎりのところで身体にムチを打って頑張ってきた。ほかのチームとは違い、我々のチームでは一人二役で倍の仕事をしなければいけない。そうしなければ、今までの我々のサッカーのレベルを保てない。シーズンの最終盤になるこの一番キツイ時期のなか、彼らがここまで頑張ったということに対して、本当に感謝している」

以上