11月23日（日） 2008 J2リーグ戦 第43節
水戸 1 - 2 甲府　（13:04／笠松／4,023人）
得点者：2' 宇留野純（甲府）、44' 赤星貴文（水戸）、67' 宇留野純（甲府）
携帯でこの試合のダイジェスト動画を見るなら - ライブサッカーＪ -
★ウルトラフォトクイズに挑戦！

----------

●木山隆之監督（水戸）：
「本当に勝てなくて、勝ち点取れなくて残念です。自分たちの目標に対して（達成することができず）、応援してくれている人に対して申し訳なく思っていますし、ただ、まだ今年終わったわけではないし、福岡の結果などあるので、残り2つ勝つという強い気持ちを持って戦っていきたい。試合の内容に関して最後まで粘り強く戦ってくれたこと、闘争心を持ってやってくれたことは選手たちを評価したいと思います。
ただ、自分たちが目指しているもの、攻撃的に相手のゴールを目指しているなかで、まだまだそれが自分たちの習慣というか、質となって完全に身にするということはまだまだ到達できていないというのが試合を通しての印象でした。でも、少しずつですが、そういうスタンスが出てきて、やれるんじゃないかという思いもあるけど、ただ、そこの質を追求することがサッカーの中では難しくて、粘り強く続けないといけないことだなと痛感した試合でした」

Q：金澤選手を右サイドバックとして起用した理由と、4−5−1にして臨んだ理由、そして朴宗眞選手を左MFで起用した理由には？
「まず、オフェンシブなところで、選手の起用に関して言うと、菊岡と堀が試合に出場できなかった。そういうなかで鈴木良と朴をオフェンシブのところに入れようということを決めました。システムに関していうと、ここ最近は点を取れてなかったので、中盤を流動的にして、後ろから飛び出しいくような形のほうが相手は4−3−3というシステムで中盤が3人になることが多いので、相手の3トップを4バックでしっかり受け止められれば、優位に戦っていけると思いました。なので、4−5−1というか、4−2−3−1という形でゲームをスタートしようと思いました。勝負どころになったときにいつもの自分たちの形の2トップに戻して、攻撃に出れればいいなと。そういうタイミングをうかがおうと思いながら、4−5−1でスタートしました。
金澤に関してはとにかく両サイドを積極的に上がらせたかった。小澤もそういうタイプの選手なんですけど、ここ最近鈴木や中村という守備をメインにする選手を起用してきましたが、今日は両サイドを前に行かせたかった。しっかり真ん中を数かけて閉じて、両サイドを生かすというそういう戦い方をしようと思った。甲府はクロスに対しての守備に関して難があるので、そこを積極的についていきたかったという点で起用しました」

Q：森選手の評価について。
「久しぶりの登場で、なかなかゲームの流れに入っていけなかったり、守備のもろさが目立つところもあったけど、時間が進むにつれて、彼が本来持っている動きの量だとか、前にパス出すこととか、徐々に出るようにはなったのかな。そんなに悪い出来ではなかった。ある程度起用した期待にはこたえてくれたんじゃないかなと思っています」

Q：相手の人数が減ってから攻められましたが、前半からどうしても攻撃の形を作ることができませんでした。どう改善していこうと思っていますか？
「どこまで改善できるかというのは難しい問題だと思いますが、今日は1点しか取れなかったけど、最近の試合に比べてゴールには迫れていたと思います。動き出したところに縦パスを入れて、相手と競り合う形になるけど、そこを拾って二次攻撃を仕掛けるという、最近はそういうところが迫力不足というか、こじんまりになっていたところが多すぎたので、そういう意味ではゴールに迫れていたかな。でも、そこからゴールを奪うには、質が重要。これはサッカーの中でそれしかない。もちろんトレーニングもするけど、どれだけ改善できるかというのは分からないです。でも、今日はある程度ゴールの近くには迫れていたと思います」

Q：次はホームの最終戦です。意気込みをお願いします。
「本当に一年、苦しい時期もありましたけど、いつも選手たちを後押ししてくれる、勇気づけてくれる存在があって、自分たちが少しずつ成長できていると実感できているので、最後の試合はなんとかサポーターに勝ちを味わってほしいですし、そのために僕たちは全力でやろうと思うので、ぜひいつもと同じ応援をよろしくお願いします。これからもクラブを後押ししてくれれば、うれしいです」

以上