9月23日(火) 2008 J1リーグ戦 第26節
F東京 5 - 1 磐田 (16:04/味スタ/23,036人)
得点者:14' カボレ(F東京)、33' 佐原秀樹(F東京)、34' 前田遼一(磐田)、61' オウンゴ−ル(F東京)、69' 石川直宏(F東京)、80' 鈴木達也(F東京)
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F東京はリーグ26節、味の素スタジアムで磐田と対戦し5−1で勝利した。F東京のゴールラッシュはFWカボレのゴールに始まり、佐原秀樹、石川直宏と続き、最後は鈴木達也の移籍後初ゴールで幕を閉じた。今季初の4連勝を飾り、首位の大分との勝点差を6まで縮めた。終盤戦の主役候補へと躍り出た。磐田は自動降格圏内となる17位へと順位を落とし、正念場を迎えた。
先制は14分。左サイドでボールを持ったエメルソンが、ゴールへと向かうボールをカボレへと送る。カボレは自慢の快足を飛ばし、相手DFを振り切ると、左足を振り抜いてゴールネットを揺らした。さらに33分には佐原が追加点を挙げる。だが、直後の34分、石川の不用意なバックパスを奪われ、磐田FW前田遼一に得点を許してしまう。この失点を契機にミスが連鎖して悪い流れのまま、前半を折り返す。
磐田は、後半開始直後から傘にかかってF東京ゴールに襲い掛かった。だが、最終ラインと中盤がうまく連係し、これをしのぐと待望の追加点が入る。61分、左サイドを抜け出たカボレからニアサイドへ飛び込んだ石川に速いボールを合わせる。これが相手DFの体に当たり3点目。ここで勝負が決まった。69分には再び、カボレがニアに侵入した石川に合わせて4点目。80分には鈴木がカウンターからダメ押しとなる5得点を決めてゴールショーは閉幕した。
磐田はさらに厳しい状況に追い込まれた。特に目立ってしまったのが、守備の統一感の無さだった。前線から追うのか、それともステイするのかが曖昧になっていた。前線がチェイスしても、中盤が間延びしてしまい、F東京の侵入を許してしまい失点を重ねてしまった。5失点で見えた守備の課題を修正するところが、まず残留に向けての急務となるか。
F東京にとっては、ゲームの分岐点となったシーンがあった。それは、ハーフタイムのロッカーで起こった。
「このままなら負ける」
ハーフタイム。城福監督は、ピッチから引き上げてきたメンバーに開口一番こう伝えた。「2−1でこのゲームは終わらない。攻め入るべきところで、バックパスやイージーな横パスを選択していた。このままの状態では負けてしまう。そう選手に伝えました」。ミスからの失点で浮き足始めた選手の手綱を締め直し、ロッカーアウトさせた。後半開始直後から磐田の攻勢を受けたが、ボールがサイドを割る度に浅利悟や茂庭照幸らが中心となって守備陣が声掛け合って乗り切った。
「あの場面では、まず気持ちのこと。そして、ラインの確認をしました。最終ラインを押し上げるのか、どうするのかをハッキリさせた」(浅利)
崩れない守備のバランスが、F東京のゴールラッシュを呼び込んだ。4連勝を支えているのは紛れもなく、この守備の安定といえるだろう。途中出場のMF大竹洋平、MF鈴木達也も、まずいい守備があって、そこから攻撃に転じている。チーム全体としての守備の共通意識が生んだ大勝劇だった。
以上
2008.09.24 Reported by 馬場康平
J’s GOALニュース
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