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【ヤマザキナビスコカップ 名古屋 vs 大分】大分サイドレポート:大分は猛犬・ウェズレイのゴールでアウェーゴールをゲット。名古屋の猛攻を持ち前の堅守で凌ぐ。(08.09.04)

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9月3日(水) 2008 ヤマザキナビスコカップ
名古屋 1 - 1 大分 (19:00/瑞穂陸/7,792人)
得点者:64' ヨンセン(名古屋)、69' ウェズレイ(大分)
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大分が貴重なアウェーゴールをもぎ取った。1−1の引き分けに終わったヤマザキナビスコカップ準決勝第1戦。大分にとってはアドバンテージを持って、ホーム・九州石油ドームで行われる第2戦を迎えることができる。

リーグ最少失点を誇る堅守の大分だが、この試合、大分の心臓部になっているボランチのMFホベルトは累積で出場停止、MFエジミウソンはケガで欠場。GK西川周作は代表に招集がかかり不在というベストの布陣で臨めない状態で試合を迎えた。名古屋も代表でFW玉田圭司、GK楢崎正剛を欠く状態だったが、強力な攻撃陣を抱える名古屋に対して、代りに入ったMF藤田義明、MF西山哲平、GK下川誠吾が不在の選手たちの穴をどれだけ埋められるかに期待がかかった。初のベスト4進出に周囲のサポーターやメディア関係者は期待と不安で落ち着かない様子。試合前の選手たちの様子はいつもと全く同じだった。「何か変わったこと?いつものミーティングだったし、選手たちもいつもと一緒ですよ」スタジアムの様子を見に来たDF深谷友基はリラックスしながらそう語った。

「前半はナビスコの準決勝として、技術的に低いところがあったが、後半は準決勝にふさわしい互角の戦い方ができた」とシャムスカ監督は試合後の記者会見でそう語ったが、その通り、立ち上がりからお互いなかなかペースを掴めず、自分たちのサッカーができない。名古屋はFW巻佑樹やFWヨンセンの決定的なシュートチャンスもあったが、これは大分のGK下川やDF森重真人が体を張って阻止した。0−0のまま前半戦を終え、勝負は後半戦に持ち越された。

後半に入り、両チームが動き出した。まずは後半、ゴール前のこぼれ球を名古屋・FWヨンセンに押し込まれ先制を許す。しかし名古屋のエースが決めれば、大分のエースもだまっていられない。その5分後の後半24分、FW高松大樹が競ったボールを相手DFがクリアミス、すかさず大分の猛犬・ウェズレイが反応し、ゴールへ叩き込んだ。「相手のDFがGKにバックパスしようとしていたのが見えたから、奪った」相手GK西村弘司が右に動いたのが見えたウェズレイは冷静に左側に蹴り込んだ。これで大分は1−1のドローに追いついた。ホーム。・名古屋はさらに1点取らなければならない。その後、猛攻をしかける名古屋に対し、大分はいつもにも増して体を張った守備でゴールを守り抜いた。

前半は数度、危ないシーンもあった大分はだが、後半からシャムスカ監督は守備を若干変えてきた。名古屋の4バックに対し、前半、大分は2トップが対応していたが、それにトップ下のMF金崎夢生が加わり3枚でプレスをかけた。「この微調整が的中した。シャムスカ監督はさすがです」と話す西山だが、これによりマークがはっきりしたという。また両ワイドから攻め上がってくる名古屋のサイドバックに対して、大分の両サイド、MF高橋大輔とMF鈴木慎吾がしっかりとマーク。DFの時は5バック気味になるくらい下がって守備をして、スペースを消した。「(鈴木と高橋の)2人は守備と攻撃の両方で一人二役しなければならなかったので、苦労をかけた」(シャムスカ監督)というほどのハードワークで名古屋のサイド攻撃を阻止。

「最後の10分、15分で足がつった。でも今、自分がここに立てているのは、ここに来るまでにこの流れを作ってくれた人たち(選手たち)のおかげ。だからその人たちのために走れた。今度は僕がその人たちが立てる舞台を作る番だ」ハードワークでゲッソリこけた顔をした高橋が笑顔でそう答えた。今の大分にはピッチで戦っている選手たちだけでなく、出場できない選手たち、スタッフ、サポーター、みんなの大きな力がいいように働いている。アウェーゴールという大きなアドバンテージを持って、大分は公式戦13試合負けのないホーム・九州石油ドームに帰る。

以上
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