8月30日（土） 2008 J2リーグ戦 第33節
Ｃ大阪 3 - 2 徳島　（18:04／長居／5,735人）
得点者：3' アレー（Ｃ大阪）、38' 古橋達弥（Ｃ大阪）、59' ジェルマーノ（Ｃ大阪）、75' 大島康明（徳島）、76' 倉貫一毅（徳島）
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●レヴィークルピ監督（Ｃ大阪）：

「ゴールチャンスの数から言えば、C大阪のほうが遥かに多くのチャンスを作ったので、相手を上回るサッカーをできていたが、結果的には厳しい状況での勝利となってしまった。その一番の要因は、日本サッカーの課題でもあるが、メンタル的なところではないかと思う。どんな試合でも2点、あるいは3点リードしているチームが、そのあと失点したときに、日本の選手は非常にメンタル的に落ち込む部分が、私には見受けられる。その隙を付かれて、相手に終盤、反撃を許してしまう。そういう試合を、今まで数多く見てきた。やはり3-1になっても、ホームゲームである以上、もう1点取りに行って試合を決めてしまう。そういう強いメンタルが必要だと思う。ただ、トータルで見れば、60分、前半と後半15分までは完全に試合を支配していた」

Q:今週のトレーニングのときには、「内容も満足いくものでなければ、メンバーを大幅に変える」と言っていたが、今日の内容についてはどう評価しているか？
「最終的に厳しい勝利になるも、先ほど言ったが、3-0となる60分までは、トータルで観れば70パーセントの時間帯までは完全に試合を支配していたことについて、考慮に入れていい。
ただ、メンタル的な部分での安定感、試合終盤で波があることには課題が残った。メンバーについては、次の試合まで15日間あり、月曜日（9月1日）から4日間のオフもあるので、選手たちは精神的にリフレッシュしてくると思う。そのなかで時間をかけて、次の試合のメンバーを考えたい。改めて言うが、波のない、上昇チームのようなメンタルをいかに作っていくか、これはチームにとっての課題だ」

Q:青山選手投入時に、ピッチ上の選手たちにはどのような指示を出したか？また、追加点を狙うなら柿谷選手という選択肢もあったと思うが？
「青山を交代で使った意図としては、中盤のボランチの3人（アレー、ジェルマーノ、青山）で守り、さらにその前のスピードのある3人（カイオ、古橋、乾）で速い攻めをするため。これは常に練習もしているし、これまでの試合でも行ったことがある。ただ、この中盤の3人のディフェンスは、後ろで守るのではなく、最終ラインを上げて、もっと前からディフェンスをしたかった。そういう意図があったものの、青山が入ってすぐに1点を取られてしまった。ということで、どんどんチーム全体が受身に周り、引き気味になってしまった。
ここ最近の試合で、常に2点を取られていたり、失点が多いことで、そこを改善するためにも、柿谷については、今日の試合ではあえて投入しなかった。もうひとつの理由としては、柿谷は22試合に出場も、まだ得点を決めていない。そういうこともあわせると、彼を投入して点を取りに行くより、ディフェンスを強化するほうを優先した。ただ、もっとチーム全体を前に押し上げて、前からプレスを、あの（交代した）タイミングでかけたかった」

Q:出場停止で香川選手がいないなか、結果を得られたことで、チームとして上積みを感じたか？
「（香川）シンジは攻撃の部分で、ゴールに絡むプレーを数多くしてくれていたので、今日の試合に関しては、シンジの不在はやはり大きかったと、私は思う」

以上