5月6日(火)J1 第11節 磐田 vs 川崎F(13:00KICK OFF/ヤマハ)
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チームとしての手応えを徐々につかんできた磐田が、3試合連続で逆転勝ちしている川崎Fをホームに迎えるゴールデンウィーク最後のゲーム。静岡ダービーでは、退場者も出て勝ちきれなかったものの、非常に良い戦いができていただけに、強敵を相手にぜひ自信を深める結果をつかみたい一戦だ。
「前半はほとんど言うことなかった」と守護神・川口が振り返ったように、静岡ダービーの前半は、磐田にとって今季いちばんの内容だった。サイドだけでなく中央にもしっかりと縦パスが入り、そこへのサポートも早く行われて時間を作り、ボールを支配しながら鋭いサイド攻撃を仕掛けることができていた。また守備でも、高い位置から厳しいプレッシャーをかけてボールを奪えており、清水に自由なパス回しをさせず、DFラインを上げてコンパクトに守っていた。
後半も、さすがにホームの清水が迫力のある反撃に出てきたが、河村が退場するまではほぼ五分五分の展開であり、10人になった後も最後まで集中力の高い戦いを続けることができた。3連勝は実現しなかったが、「この引き分けはプラスに考えてやっていきたい」(駒野)と選手たちもチーム状態を前向きにとらえている。「自信」という意味では、失うものより得るもののほうがずっと大きかった静岡ダービーと言えるだろう。
ただ、今節では河村が出場停止で、ジウシーニョも心配されたほどの重症ではなかったが(全治1週間)欠場の見込み。ここまでつねに先発で起用されてきた2人が出場できないことと、DFラインの鈴木と茶野の他、痛みやケガを抱えた選手が多いことにより、台所事情は苦しくなっている。
しかし、ここに来てエース・前田遼一がいよいよ復帰する可能性が高まってきたことは明るいニュースだ。いきなり90分間というわけにはいかないだろうが、出場するとすれば先発なのか途中交代なのか。それも含めて、萬代のパートナーは誰になるのか。内山監督がどのような先発メンバーを組んでくるのかが大いに注目される。
対する川崎Fは、関塚前監督の辞任が4月24日に発表され、高畠監督が正式に就任してから3試合連続で逆転勝利を重ねている。守備の面ではまだ不安定な部分があるが、多少のリスクを冒しても攻撃的なサッカーをしていくという高畠監督の狙いは、チームに浸透しつつある。
とくに、前線で強靭な身体を生かして起点になれる鄭に、ジュニーニョや谷口らが絡んでくる攻撃は迫力十分。中盤の中村は、磐田でいえば名波のような存在であり、そこから出される多彩な配球や、危険なところを一気に狙ってくるラストパスにも、十分注意しなければならない。
したがって、ホームの磐田としても、まずは守備でのしっかりとした対応が求められるゲームとなるだろう。守備陣が川崎Fの攻撃陣に厳しく対応すると同時に、前からの守備でパスの出どころもきっちりと制限しなければならない。連戦で疲労を残す中、清水戦でできていたことが、この試合でもできるかどうかという点も、大きなポイントのひとつとなるだろう。
そうして守備がうまくはまれば、ゲームの主導権を握ることも可能になる。その中で先にゴールを奪い、川崎Fの4試合連続の逆転を許すことなく、ホームで勝点3を取って、上り調子のチームにさらに勢いをつける。磐田サポーターとしては、ぜひそんなシナリオを実現してほしいゲームと言える。
以上
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