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【J1:第11節 札幌 vs 東京V】プレビュー:昨季J2で激しく争ったライバル同士がJ1の舞台で再びぶつかり合う。今後の行方を大きく左右しそうな、重要な一戦だ。(08.05.05)

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5月6日(火)J1 第11節 札幌 vs 東京V(13:00KICK OFF/札幌ド
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昨シーズン、J2で優勝をかけて最後まで激しく戦った札幌と東京V。結局、最後の最後で札幌が優勝を果たし、1位・札幌、2位・東京Vという並びでシーズンを終えた。そして今シーズン、その両者がJ1昇格後始めて顔を合わせるこの試合は札幌が17位、東京Vが15位という、トップリーグの厳しさを実感しながらの対戦となる。昇格組同士の争いということでどちらにとっても、普段以上に負けられない試合となりそうだ。

ホームの札幌は前節、敵地でこちらも昇格組の京都と対戦したが、「自分たちのやりたいことがまったくできていなかった」とディビッドソン純マーカスが振り返るように、札幌は生命線である守備戦術を機能させる時間帯をほとんど作ることができずに試合を終えてしまった印象だ。スコアこそ0−1と最少失点差だが、守備面では危ない場面を何度も作られていたし、相手のPK失敗もあった。攻撃面では前半のシュート数が0本で、後半が4本という厳しい内容だった。

札幌が堅い守備をベースに戦うチームであることを考えると、より重視すべきは相手に何度も決定機を与えてしまっていたことだろう。相手ボール保持者に簡単に前を向かれてしまい、そこから左右さらには縦へ展開を自由に行なわれたことでディフェンスラインが下がってしまい、全体を間延びさせられた。そして、それを修正すべくDF陣が勇気を持ってラインを高くプッシュアップすると今度は中盤でのプレスが甘くなり、ディフェンスライン背後のスペースへといとも簡単に抜け出される場面が増えた。「前半は今季ここまでで一番悪い内容」と三浦俊也監督が評したように、この試合での札幌は全くと言っていいほど良い場面を作ることなく敗れてしまった。そして、そうなってしまった要因については何人もの選手が「どうしてそうなったのかは、ちょっとわからない」と言う。連戦のなかのエアポケットなのか、それともどこか歯車がズレたのか。いずれにせよ、修正が急務であることは間違いない。

一方の東京V。こちらは調子が上向きつつあると言っていいだろう。前節は横浜FMとの激しい点の奪い合いを制し、勢いを得た。前半は相手のクリアミスをしっかりと拾ってエースのフッキにつなぎ先制点を奪うしたたかさを見せ、決勝点は今季加入の福西による移籍後初ゴール。その得点シーンを福西が「服部さんからパスが来ると信じていた」と振り返っているように、前述のフッキも含め新たに加わった選手らがしっかりとチームにフィットしつつあることを強く感じさせる試合だった。

札幌としては、この試合に敗れると4連敗。そして京都戦に続いて昇格組との対戦という意味でも何としても意地を見せなければならない。東京Vにしてみれば昨シーズンにJ2優勝を奪われた相手に対してJ1の舞台で雪辱を果たせる機会だし、前節に得た勢いをそのまま増長させたい。

J1という舞台で厳しさを味わいながらも、そこで粘り強さを発揮しようと奮闘するチーム同士の白熱した戦いが見られそうである。

以上

2008.05.04 Reported by 斉藤宏則
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