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【J1:第11節 新潟 vs 清水】プレビュー:勢いを取り戻したい新潟と、勢いに乗りたい清水。1点が勝敗を左右する(08.05.05)

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5月6日(火)J1 第11節 新潟 vs 清水(14:30KICK OFF/東北電ス
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前節、アウェイで敗れた新潟と、ホームで追いつき、引き分けた清水。どちらも今後のステップにするために負けられない試合になった。
 新潟はMF松下年宏が中盤の起点になる。リーグ戦はここ2試合にフル出場。サイドハーフに定着しつつある。前節の大分戦ではアシストも決めるなど、得点に絡む動きができてきた。
 清水は前節、磐田と1−1。持ち前の粘り強さが勝点につながってきた。接戦になれば自分たちのペースだ。

持ち前の持ちの強さが結果にも表れてきた。「僕は1試合1試合が勝負です」。松下は慎重の中にも、自信をにじませる。「自分でシュートまでいけるようにもなってきたし、もっと得点に絡みたい」。前節の大分戦、新潟は1−3で敗れた。唯一の得点は後半33分の矢野貴章のヘディング。左サイドの松下のクロスから生まれたものだった。得点にはならなかったが、自らも得意のミドルシュートを狙っている。ゴールに近づいた感覚はある。

G大阪から期限付き移籍し、3シーズン目。今季は勝負の年だ。一昨年は終盤からスタメンに定着。ただ、昨季はベンチを温める試合が続いた。今季の出だしもサブ。その中でも、自分の良さを磨くことを練習から忘れなかった。「昨年は、少し遠慮するようなプレーが多かった。今季はガツガツいきます」。2列目からの飛び出し、足を止めない攻守。そしてゴール前でのしつこさ。短時間の途中出場でも自分の良さを最大限に出した。その成果がここ2試合フル出場。マルシオ・リシャルデスが故障がちで、本調子ではない。ほかのメンバーにも疲労が目立つ。その中で、今はサイドで欠かせない存在になった。

第9節東京V戦ではへディングを狙いにいって、相手と接触し、頭部裂傷。傷口を医療用ホチキスで留め、テーピングを巻いてプレーした。まだ「ヘディングすると少し痛い」という状態。それでも「試合になれば気になりませんから」。定位置獲得を確かなものにするためにも、気持ちの強さをチームの勝利につなげる。

清水は現在14位と、16位の新潟同様に順位的にはいまひとつの状況。ただ、チーム状態は上向きにある。前節の磐田との静岡ダービーは、後半に追いつき1−1のドロー。リーグ戦はここ4試合で2勝2引き分けと負けなし。開幕から10戦で1点差以内のゲームが7試合と、粘り強さに結果が伴ってきた。

チョ・ジェジンの移籍で最後の場面での力強さにかける試合が続いたが、スタメンに定着しつつある原一樹の成長で全体のバランスも取れてきた。もともと強固なディフェンスも、局面での冷静な守りが戻ってきている。なにより磐田戦で見せた集中力は、今節にも勢いになってつながっている。

ともに粘って1点勝負のチーム。先制点が勝敗に大きく影響する。

以上


2008.05.05 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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