5月6日(火)J1 第11節 横浜FM vs 大宮(15:00KICK OFF/日産ス)
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現在、勝点16で6位の横浜F・マリノスが、同15で7位の大宮アルディージャと激突。上位に食い込むためにもお互い負けられない一戦となる。また、両チームとも前節で今季リーグ戦ワーストの3失点を許し敗れており、守備の立て直しがポイントになる。
両チームの対戦は、今季3試合目。ヤマザキナビスコカップですでに2度戦っており、3月23日には0対0のドロー、4月16日は4対0で横浜FMがホームで大勝した。ただ、横浜FMが勝利した試合は、大宮が主力選手の多くをリーグ戦に向けて温存していた。そのことは「最初に対戦した時の方が大宮の本来の姿」とDF田中裕介がいうように、横浜FMの選手たちも分かっている。また、大宮がJ1に昇格した05年シーズンからリーグ戦で、横浜FMは大宮からまだ勝利をあげていない。05〜07年までの対戦成績は4敗2分けで、『鬼門』といえる。
試合の見どころは、まず主導権争い。お互いポゼッションサッカーを志向しており、ここまである程度の手ごたえを感じている。横浜FMはロペスと山瀬功治が起点となり、両サイドの田中隼磨、小宮山尊信が絡み、攻撃を築く。大宮は小林大悟と小林慶行が軸のパスワークから両SBの波戸康広、村山裕介が攻め上がる。両チームともに中盤+両サイドの出来が重要になるだけに、そこでの攻防を制し、主導権を握った方が、勝敗を大きく左右するだろう。
また、横浜FMが狙いたいのは相手DFの裏のスペース。大宮は前線から最終ラインまでの間をコンパクトにするため、DFラインが高い位置を保ち、早いプレスをウリとしている。しかし、DFの背後を衝かれると脆さを見せることがある。事実、前節のFC東京戦では、そこへのパスを許し、前半2得点を献上した。そのことは控え選手の長谷川アーリアジャスールでさえ、「大宮のCBは裏に出されたボールの処理が苦手な気がする」と見ている。前節の東京ヴェルディ戦で2得点と好調のロニーが、きっちりと決めてくれれば勝利に近づけるだろう。
大宮の攻撃陣で警戒したい選手はFWデニス マルケス。F東京戦では1人で6本のシュートを放った。彼の実力を、同じブラジル人のロペスも「(大宮で)一番気をつけなければいけない選手」と認めている。東京V戦でフッキにやられたDF陣は、同じ轍を踏まないよう彼を封じ込めたい。
対する大宮は、敗れたF東京戦でも総シュート数18本と相手の10本を上回った。第7、8節では浦和レッズ、鹿島アントラーズに引き分け、9節ではガンバ大阪に勝利し自信を深めている。また、主力の藤本主税がケガから復帰し、第8節の鹿島戦から途中出場ながらピッチに戻ってきたという明るい材料もある。F東京戦の大敗から気持ちを切り替え試合に臨めれば、今季ホーム無敗の横浜FMが相手でも互角以上に渡り合えるだろう。
以上
2008.05.04 Reported by 小林智明(インサイド)
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