3月20日(木) 2008 J2リーグ戦 第3節
仙台 1 - 0 福岡 (13:06/ユアスタ/15,626人)
得点者:13' 中島裕希(仙台)
----------
●手倉森誠監督(仙台):
「今日のゴールはPKだった(笑)。開幕戦が最少失点の負け、第2節はオウンゴール、そして今日はPK。一つ一つ確実に階段を上がってきたなという感じ(会場笑)ゲームの流れは、序盤に先制点を取れて、攻撃にリズムを作ったときにチャンスを作れた。しかしその後、攻撃の出方のバランスが悪くて押し込まれてしまい、福岡にはかなりてこずった。後半はそれを修正し、特にブロックを形成した守備を心がけることで、1−0で勝つゲームをしようと。最後まで粘り強く守ってくれたことが勝因だった。チームコンセプトの、SENDAIのN。NEVER GIVE UP、諦めないというのを「粘り強く」に変えようかとも思った(笑)」
Q.後半、具体的にどのように守ろうとしたのか?
「福岡はボールを蹴ってきて、時間が経てば経つほど、どんどんゴール前に入れてくる。ただ、後方からのボール(で始まる攻撃)は、ダイレクトにゴールには向かわない。それを考えれば、ボールの落下地点、競り合っている周りをまず読み、2つ目のボールを触れればいいだろうということで、ブロック形成が必要だった。関口は最後まで元気だったし、それと田ノ上が、相手の長いボールを蹴ってくる出所にアプローチできればいいと思い、それを意識してやらせた」
Q.ホームで勝つ喜びは、アウェイのそれと違うか?
「やっぱり違う。このくらいの粘り勝ちが出来たのは、周りの声援のおかげだったなと思う。選手は周りからエネルギーをもらって、それをピッチで表現してくれた。サポーターには感謝している」
Q.相手に主導権を握られ始めた前半25分からハーフタイムまでは、この状況をどう打開しよう、あるいは耐えようと思っていた?
「あの時間は、ボールを取って前線につなぐのか、一回切るのか。地域を挽回することも必要だとはハーフタイムで話をしたが、そういうのは前半のサッカーの流れで、ピッチにいる選手が判断してやらないと。あそこでの失点が今日はなかったからいいが、もう少し精度のあるチームだったらやられかねない。そこの判断が必要だと感じた」
Q.粘り勝ちで勝点3を取ったことの意味は?
「今シーズン始まる時は、我々には外国人助っ人もいない中で、一体感を持って戦って行くとなった時、こういうゲーム、こういうシーズンになるというのを覚悟してシーズンに入った。理想のサッカーと、現実的に勝点3を取って行くのとを比べたら、昇格にとってはそっち(後者)の方が大切なので。我々がやろうとしていくサッカーができないときに、こういう試合をものにしていくというのは、これからずっと必要になってくる。僕らはこのサッカー、こういうメンタリティーでサッカーをやっていくしかない」
Q.今日も得点は1だったが、決定的な場面も、遠巻きからのシュートも増えたように思う。その辺りについてどのように考えているか?
「やっぱり選手は、どうしても自分が取りたいというのを表現してくれたと思う。人もボールも動く、ポゼッションの部分が今日少なかったのは確かだ。だが攻め込まれる前半の25分までは、ゴールに向かったプレーがかなり多かった。それが点を取りたいという選手の気持ちが表れた攻撃だった。そこにエネルギーを使いすぎた部分も、前半の25分過ぎに攻め込まれた理由なのかなと。だからペース配分も少し考えなくてはいけないし、流れの中で点を取れていないからこそ、こういうことになっているのだとも思う。連勝したことで、次のゲームでは、ポゼッションをするのか、ゴールに向かうのか、その判断をもう少し上手くやれるようになれば、このチームは完成していくのだと思う」
Q.PKに結びついた場面もそうだが、今日はセットプレーでチャンスを多く得ることが出来た。非公開練習などでのトレーニングが活きた形だが、その辺りの手ごたえは?
「セットプレーも武器の一つなので、これ(セットプレーからのゴール)もそろそろ一つほしいと思っていた。今週のユアスタでのトレーニングもそうだし、昨日もFKを確認していた。今度はPKではなく、ダイレクトに得点したい」
Q.2勝1敗という成績については、今の段階でどう考えている?
「やっぱりベストだ。開幕戦に負けたときに、片目を開けたいというプレッシャーを感じたが、今日の勝利で両目を開けることが出来た。これからは視界良好で戦っていけるかなと思う」
Q.今後の自信に繋がる勝利だったか?
「今日の戦い方は、選手がメンタル的にもかなり戦えることを表現した勝利だった。次は中2日の試合、またライバルチームのセレッソと対戦する際に、今日の戦い方は相手にプレッシャーを与えられるものだったと思っているので、3連勝できるように頑張る」
Q.どういう形で崩して点を取るのか、というイメージはあるか?
「ポゼッションから、クサビに対してスイッチを入れたいというのは実際にある。いつも言っているのは、広がりと深みと奥行き。グラウンドを広く使って、相手のユニットを広げた時に、縦パスを入れて絡んでいきたいというのがある。あとは、よく見ろ、という話をしている。相手のユニットにギャップができたところをどんどん突いていきたいというのがあるので。そのために、人に食いつかせるのかボールに食いつかせるのかというのをトレーニングでやっている。ずっと続けていけば、精度は上がると思っている」
Q.試合前、サポーターに向けた謝罪をした時の心境は?
「やっぱり、ホームに帰ってきて、ここのピッチでプレーする前に、一つの節目というか、サポーターの皆さんの前で謝罪してから、このピッチで戦う姿を見せたいと思い、これはぜひやりたいと思った。選手にも、しっかりとした正装で挑んでもらおうということで。迷惑をかけたのは我々現場だから、不祥事に報いるために、ピッチで表現していこうと考えたら、まずこのピッチで公式戦を戦う前に、サポーターの皆さんに頭を下げるというのは必要なことだと思い、みんなと話をしてやった」
以上
- 2024 明治安田Jリーグ終盤戦特集
- アウォーズ2024
- 2024J1昇格プレーオフ
- 2024J2昇格プレーオフ
- J3・JFL入れ替え戦
- bluelock2024
- 2024JリーグYBCルヴァンカップ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- FIFAワールドカップ26 アジア最終予選 特集ページ
- 2024天皇杯
- 明治安田Jリーグ 月間表彰
- 2024Jユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE
テレビ放送
一覧へ明治安田J1リーグ 第37節
2024年11月30日(土)14:00 Kick off