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【J1:第1節 川崎F vs 東京V】プレビュー:攻撃偏重イメージの川崎Fのバランスは? 対する東京Vは幸先のいいスタートを切りたい(08.03.09)

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3月9日(日)J1 第1節 川崎F vs 東京V(14:00KICK OFF/等々力
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★TV放送:3/9(日)13:55〜NHK総合で生中継 / スカパーCh180 13:50〜
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 超攻撃的な選手がそろった川崎Fがついにそのベールを脱ぐときが来た。

 昨季のJ1得点王、ジュニーニョ。北朝鮮代表としてブレイクした鄭大世の2選手に加え、東京VのJ1昇格への原動力となったフッキを加えた3選手による超攻撃的なユニットがどのように相手を攻略していくのか。この試合、そして今季の川崎Fにとって最大の注目点となる。

 たとえば、シーズン前の練習試合として行われた釜山戦や、広島戦などで見せたフッキの鋭いドリブル突破は、その破壊力を十分に証明しており、またジュニーニョとのコンビネーションもレベルの高さを見せつけていた。紅白戦でそのフッキを始めとした強烈な攻撃陣と対峙してきたルーキーの横山知伸などは「ジュニーニョもフッキも早いし強いし、負けないし。だからこそこの環境は最高です」と規格外の攻撃陣を賞賛することを忘れなかった。

 また、その一方で、攻撃に対する守備をどのようにコントロールするのかも問われてくる。開幕戦を2日後に控えた金曜日。川崎Fはホーム等々力競技場で、報道陣も含めた完全非公開練習を行った。ここまでの準備期間を通して作ってきたものの細部を煮詰めるための仕上げが行われた形である。

 長いシーズンを戦う上で得点力は勝つために必要なものではあるが、それと同時に安定的な試合運びをするための守備力も重要になってくる。そうしたトータルなバランスを紅白戦を通して確認したものと予測される。

 守備面の話をすると、今季は優勝を狙うべく、関塚監督は失点を30点台に抑えたい旨の発言をしている。そのための上積みがあるのかというと、若干不安な面があるのは事実である。昨季は川島永嗣を補強したが、今季は最終ラインでの即戦力クラスの補強はない。また、ここ数シーズンに渡って固定されてきた最終ラインが、箕輪義信のグロインペイン症候群による長期離脱もあって、入れ替わることになった。

 その箕輪に代わり、右ストッパーのポジションに入ることとなったのは井川祐輔である。彼個人のパフォーマンスは十分に高いものがあるが、その井川を加えた最終ライン全体のコンビネーション。そして最終ラインを中心としたチーム全体のバランスがどのような完成度を見せているのかは、今季の川崎Fにとって非常に大きなポイントとなる。リーグ最多となった昨季の川崎Fの12の引き分けは、先制点を奪われる苦しい展開を終盤に追いついたものが多かった。勝点を2ポイント失ったこの12試合をいかに勝ちに持って行けるのか。そのためにも守備の安定は重要である。

 対する東京Vだが、柱谷哲二新監督を招聘し、J1復帰後の大事なシーズンを戦うこととなった。しかし、キャンプ期間を通して思うようにコンビネーションを作れておらず、まだまだチーム作りには越えるべき山は高い。そうした中で、気になるのは新加入したフランシスマールの仕上がり具合である。川崎Fではケガの影響もあって見せ場のないままチームを去ることとなったが、その能力の片鱗は公式戦の中でも見せており、潜在能力の高さは川崎Fの選手たちの誰もが知るところである。試合に出場することになれば森勇介とのマッチアップが予想され、激しいつばぜり合いが見られるはずだ。ディエゴのドリブルと共に警戒が必要だろう。

 この試合は前売りチケットも完売し、多くのサポーターの来場が予定される。タイトルを目指す川崎Fが等々力の最初のホームゲームでどのような試合を見せてくれるのか。スタートダッシュをかける意味でも重要になる。そしてもちろんそれは、J1定着を目指す東京Vにとっても同じである。

以上

2008.03.08 Reported by 江藤高志
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