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【第87回天皇杯4回戦 川崎F vs C大阪】プレビュー:ナビスコカップ準優勝ショックを払拭し、気持ちを立て直したい川崎F。C大阪は週末の大一番へ難しい試合になりそう。(07.11.06)

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11月7日(水)第87回天皇杯4回戦 川崎F vs C大阪(19:00KICK OFF/等々力
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テレビ中継:NHK BS1で24:10〜(録画)
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 川崎Fにとってこの4回戦が厳しい試合になるのは間違いない。なにしろ4日前にタイトルをかけた大一番を戦い、惜敗しているのである。選手たちの落胆は計り知れない。シュートを外したある選手は月曜日にも落ち込みを隠せず、言葉少なにクラブハウスへと引き上げるほどだった。選手たちは精神的ダメージを癒し切れていない。

 ただ、そうした状況を関塚監督も理解しており、月曜日の練習前のミーティングでは「タイトルを逃したのは事実。ただ、そこまで行けた事には自信を持っていいと思う。切り替えよう」といった言葉を投げかけ、選手たちを鼓舞したという。

 今季の川崎Fにとってタイトル奪取は大事な目標であり、この天皇杯はそれを狙える最後の大会となる。だからこそ頭を切り替えてこの初戦に臨まなければならないが、ここで「ナビスコに負けてタイトルが取れなかった。仕方ないから天皇杯をがんばろう」という考え方をすると痛い思いをしかねない。その点について川島永嗣は「上位に定着しようとするチームとして、切り替えて戦わないとダメだと思う。ただ、一つダメになったから次、という事ではない」と述べてモチベーションの持ち方について厳しい意見を口にしていた。川崎Fはすでにリーグ戦での優勝の可能性は消えており、天皇杯しか残されていないという意味で気持ちを高める事は可能だろう。もう一度国立の決勝の舞台を踏むんだ、という強い気持ちを持って、この試合に入ってほしいと思う。

 一方、対戦するC大阪は逆転でのJ1昇格に向け、3位の仙台に対して勝点4差とまだまだチャンスを残している。そういう意味で、この試合に向けたメンバー編成は気になるところ。そうした中、U18日本代表遠征をケガで辞退した香川真司の動向は注目点となるだろう。クラブの発表によると10月28日の徳島戦で負傷。全治は10日間と診断されており、このタイミングでの戦線への復帰は微妙な状況だ。C大阪の攻撃を司る若き司令塔の不在はC大阪には大きなマイナス要素である。

 ただ、それでも関塚監督は警戒感を緩めていない。「我々がJ2の時もJ1クラブを倒そうとやっていた」と天皇杯でのJ2クラブの高いモチベーションを自身の経験を踏まえて振り返り、次のようにC大阪の印象を語った。

「バランスの取れたチームになっていますよね。ボランチの2人(アレー、ジェルマーノ)が外国人になって安定していると思う。我々よりも長くJ1にいたチームですし、ポテンシャルは持っていますよね」

 いずれにしてもC大阪がどのような位置づけでこの試合を戦うのかは重要な問題となる。ただ、川崎Fとすれば気を引き締め直し、必勝態勢で臨む以外にない。一度味わうことのできた晴れやかな決勝の舞台をもう一度踏むためにも、気持ちを入れ替えて、挑戦者の気持ちで臨んでほしいと思う。

 最後になるが、ナビスコカップ決勝で敗れた痛手はサポーターも大きいと思う。ただ、残されたタイトルをとるためにも、ピッチに立つ選手たちに熱い応援を送ってほしいと思う。そのためにも一人でも多くのサポーターが足を運ぶことを期待している。そして選手たちも、そのサポーターの声援に答えるようなプレーを見せてほしいと思う。

以上

2007.11.06 Reported by 江藤高志
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