11月4日（日） 第87回天皇杯4回戦
清水 3 - 3（PK 5 - 4）明治大学　（13:00／日本平／5,038人）
得点者：35' 林 陵平（明治大学）、70' 兵働 昭弘（清水）、82' 青山 直晃（清水）、89' 増田 洋平（明治大学）、103' 林 陵平（明治大学）、115' 青山 直晃（清水）
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●神川明彦監督（明治大学）：
「このような素晴らしいピッチ、いろいろな運営、そして最後はわれわれに声援を送ってくれた清水のサポーターの方々、そうしたすべての関係者の方々にこの場を借りて御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
今日のゲームの感想は、明治の選手たちが最後まで自分たちの持てる力をフルに発揮して、清水を相手にPK戦までもつれこませることができたというのは、本当に見ていて頼もしかった。良くやってくれたと思っている」

Q:今日はいつもの4バックから3バックに変えたということですが、その他にもこの試合に向けて変えた部分はありますか。
「チョ選手とか、当初は矢島選手が出てくると思っていたので、マッチアップして4バックで守りきれるほど、個々の能力で上回れるとは思わなかったので、石井を余り気味にすることで、最終ラインで数的優位を保ちたいなと。その分、両サイドで市川君や児玉君のところでどうしても数的不利になってしまうが、そこは何とか中盤をスライドさせたりしてしのぎたいという中で、3バックを選択した。
後は、特に通常と変わったところはないが、もうひとつ3バックにした理由として、橋本を前向きでボールを受けられるポジションに置きたかった。彼をFWに置いてしまうと、屈強なセンターバックに背中からプレッシャーをかけられてしまって、彼の持ち味が出ないと思ったので、彼が前向きにプレーできるフォーメーションを考えたときに、今日の3-5-2がふさわしいと考えた」

Q:今日、清水から3点を取ったが、今日の攻めでの狙いは？
「あまり攻撃できるとは思ってなかったが、橋本が前でボールを持ったときには、彼が個人で仕掛けたりとか、林とのコンビネーションからの崩しというのは期待していた。ただ、ああいう中央突破というよりも、もう少しサイドを使って突破していこうという意識があった。（清水が）シングルボランチなので伊東選手の両サイドのスペースが空くと思ったので、そこに2トップが入ってきて、橋本に良い形でボールが落ちれば、そこからいろんな仕掛けができて、青山君と高木君の間だとか、センターバックとサイドバックの間だとかをつけるのではないかと試合前のミーティングで確認した」

Q:全体的にボールに対する寄せの良さというのを感じましたが、それが明治の持ち味ですか。
「そうですね。この粘り強いディフェンスというのは、うちの持ち味です」

Q:3回戦で京都に勝って、今日もPK戦まで行って、この2試合で得たものは？
「自分たちのやろうとしているサッカーに自信を持つことができたというのは、いちばん大きい部分だと思う。この大会の予選で、駒澤大学と戦ったときに、今日のようにつなぎながら、何とか相手のプレッシャーをかいくぐりながら逆転勝ちすることができて、その試合で選手たちが得た自信は非常に大きかった。彼らが喜びを持ってやっているというのを見ることができたので、この天皇杯はそのサッカーを貫いていこうと。今日の試合は、京都戦以上に出来が良かったと思うので、自分たちのサッカーに自信を持つことができたと思う」

以上