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【ACL決勝:川崎F担当記者が見た浦和が決勝で対戦するセパハン】レポート:手堅いディフェンスから機動力の高い前線の選手にシンプルにボールを預けてくるセパハン。(07.11.06)

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11月7日(水)AFCチャンピオンズリーグ 決勝 第1戦 セパハン vs 浦和(21:30KICK OFF/イスファハン)
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TV中継:BS朝日にて21:30〜生中継
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■川崎Fが準々決勝で対戦したセパハンについて

 堅守速攻をベースに決勝進出を果たしたイランのセパハン。傑出したタレントが揃っているわけではないが、クロアチア人のボナチッチ監督の徹底された戦術を駆使してACL初優勝を狙う。

 セパハンの一番のストロングポイントは、やはり準々決勝・川崎F戦でも見せた手堅いディフェンス。5番のMFアヒリィと8番のべンガーの両ストッパー、そして11番のガゼミや12番のアブドゥル・ワハブ・ラベドあたりが務めそうな中盤センターの選手は、対人能力、カバーリングともにすぐれており、中央突破や単純なパワープレーで崩すのは難しい。またGKのモハマディも試合によってムラはあるものの、当たっているときには驚異的な反応を見せて決定機を防ぐ。川崎Fとの2戦では状況に応じて3バックと4バックを使い分け、ひとたびボールを奪うと機動力の高い前線の選手にシンプルにボールを預ける作戦で相手の攻撃をしのぎきった。

 セパハンの攻撃陣の中心選手は、1.5列目にポジションをとる4番のナビドキア。巧みなボールテクニックから決定機を演出し、ゴール前にラストパスを送り込む。FWは13番のカリミか、20番のエマド・リダの1トップが濃厚。特に13番のカリミはスピードがある上に上背はないものの空中戦にも強く、数少ないチャンスをゴールに結びつける決定力を持っている。また両サイドをこなす6番のアクバリのドリブル突破、ガゼミの3列目からの飛び出し、28番のハジサフィのロングスローにも警戒が必要だ。

 もしセパハンの穴を見つけるとすれば、サイドということになるだろう。前には強いセパハンDFだが、ときおりサイドの選手へのマークがルーズになる瞬間がある。DFをセンターに引きつけておいてサイドに展開し、深い位置からグラウンダーのクロスをゴール前に入れる作戦が効果的と見る。


■スタジアム周辺の雰囲気やスタジアムの情報

 浦和が乗り込むセパハンのホームタウン・イスファハンの中心部は、中東のイメージとはかけ離れた水と緑に囲まれた古都。町並みも比較的整備されており、世界遺産に指定されているエマーム広場やスィー・オ・セ橋など、観光名所も盛りだくさんだ。現地人も非常にフレンドリーで、日本人を見るときっと「セパハン、セパハン」と笑顔で声をかけてくるだろう。エマーム広場のマーケットには、日本語が堪能な商売上手の現地人もいる。

 だが、いざ試合が始まれば和やかな雰囲気は一変。試合が行われるスタジアムはセパハンのホームスタジアムではなく、イスファハン中心部からハイウェイを車で飛ばして40、50分のところにある「Foolad Shahr Stadium」。川崎F戦では、スタジアムは試合前から物々しい雰囲気で、選手はアップ中に観客から空き瓶やゴミなどを投げつけられ、試合中には爆竹のようなものをピッチに投げ込まれるというアウェイの洗礼を受けた。日本人サポーターにも敵意むき出しで、特に日本国旗に対して過剰な反応を示す。「浦和対セパハン」は、国の威信をかけた熱い戦いになるだろう。

以上

2007.11.02 Reported by 麻生広郷(フリーライター・川崎FオフィシャルMDP記者)
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