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【J1:第23節 大宮 vs 柏 レポート】大宮の8月最後のホーム戦は、追いついてドロー。チーム状態は「半歩前進」か(07.08.30)

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8月29日(水) 2007 J1リーグ戦 第23節
大宮 1 - 1 柏 (19:04/駒場/6,149人)
得点者:'10 李忠成(柏)、'30 デニスマルケス(大宮)

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8月最後の試合は、駒場スタジアムでの柏レイソルとのホームゲーム。見たかったのは第15節新潟戦以来となる勝利で、佐久間悟監督によればそれは「至上命題」だったとのことだが、とりあえずはお預けという格好になった。
結果は1-1 のドロー。4試合ぶりの勝点1は手に入れた。自分たちのゲーム運びに相手を合わせさせ、先制されるも追いついてのドローには、手ごたえもなくはない。だが、流れを手繰り寄せながら決めきれずドローに終わったと見ることも出来る。上昇の糸口を見つけたい大宮にとってささやかな「半歩前進」の試合だった。

大宮は前節から大幅に先発メンバーを変更。「テコ入れのようなところ(意味合い)もあった」と、選手は重く受けとめた。西村卓朗を右サイドバックに起用し、ボランチは斉藤雅人ではなく片岡洋介を小林慶行と組ませた。また小林大悟をベンチからスターとさせ、4試合ぶりの出場へ意欲を燃やしていた橋本早十を左サイドに入れた。指揮官の意図は「4-4-2で入るため比較的システムを理解できる選手を選んだ」とのこと。だが、これが「必死にやろうという雰囲気になった」(吉原宏太)と士気を上げるのに一役買ったことは間違いない。
一方の柏は、若い攻撃陣を操る大黒柱、フランサが出場停止のため不在。だが、「いなければ、いないなりのサッカーがある」と李忠成が話すように、李、谷澤達也、菅沼実の若い3人に新加入の太田圭輔を加えたスピード感ある攻撃は例えフランサが不在でも十分大宮の脅威となりうることは間違いなかった。

立ち上がりは、その柏が前線からアグレッシブさを見せる。「それはミーティングでもやったし、今季4度目の対戦で分かっていた」と橋本は振り返ったが、それでも前線の若い3人の見事な絡みから10分に早くも失点。当人である李が「ミニゲームみたいな感じだった」と振り返った阿吽のコンビネーションとスピード。大宮はついていけないのか…そんなことを思わされた矢先の18分、流れが変わった。

それは1本のシュートからだった。相手の中盤に収まりきらなかったボールを、センターサークルよりわずかに相手ゴール寄りの位置でマイボールにした橋本が強烈な左足ミドルシュートを放ち、右ポストを直撃。「いつも、ポストに当っちゃう。練習しないと」と笑顔もなく悔しげに振り返ったこの一撃が、大宮の選手たちに勇気を与えたことは間違いなかった。
この後は柏にしてみれば「蹴られる。ディフェンスラインが引く。必然的にセカンドボールが拾えない」と悪循環に陥る。大宮にしてみれば「堅守。そこからシンプルに前線を目掛ける。その後は体を張ってボールを死守する」という流れに相手をはめた格好となる。
待望の同点弾は30分、中盤での守備から始まる。李に預けようとしたロングボールを波戸康広が奪い、橋本、デニス マルケスとつなぎ、そのデニス マルケスが右サイドから豪快かつ技ありの一撃をゴール左すみに突き刺す。
この後も流れは大宮のまま。だが、決めきれずスコアは動かないまま90分を終えた。後半に入り、退場者を出しながらも耐え切ったと言うことも出来るだろう。

この日は15位以下の大宮以外のチームがすべて敗れたため、17位の大宮と18位横浜FCとの勝点差は1つ増えているし、もちろん16位との差も縮まっている。
だが、敵将・石崎信弘監督がべた褒めするデニス マルケスを始め、相当の補強も行った後半戦。大宮にもうひと踏ん張りを求めるのは酷なのだろうか。


以上
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