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【J1:第16節 横浜FM vs G大阪 プレビュー】磐石の強さを誇るG大阪を迎え撃つ。横浜FMが、首位独走にストップをかけられるか(07.06.19)

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6月20日(水)J1 第16節 横浜FM vs G大阪(19:00KICK OFF/三ツ沢)
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■注目プレイヤー: 那須 大亮選手(横浜FM)
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 昨年の天皇杯準々決勝で味わった屈辱…。あれから6ヶ月。那須大亮も「動きの質を含め、力の差をまざまざと感じた」と悔しさを噛み締めた相手、ガンバ大阪との今季初対戦がついに訪れる。メンバーも若返り、技とスピードが連動し始めた横浜F・マリノスの昨シーズン終盤、それでもJリーグで最も質の高いサッカーを展開するG大阪の前には歯が立たなかった。今シーズン、『攻撃サッカー』を掲げてスタートした新生・横浜FMが、ここまで磐石の強さを示すG大阪にどこまで食い下がることができるのか、非常に見ごたえのある一戦となるだろう。

 横浜FMは前節の清水エスパルス戦、価値ある引き分けをもぎ取った。ジェフユナイテッド千葉戦で退場した吉田孝行に引き続いて、この試合でもディフェンスの栗原勇蔵が退場。1点ビハインドの状態で、しかも一人少ない展開。それでも、早野監督は高さのあるハーフナーマイクを中心に、左右の中盤には、サイドバックが本職の田中隼磨、田中裕介を入れるという思い切った采配。「最後は、まさにスクランブル状態でした」と、同点ゴールを演出した田中裕は振り返る。図らずも、チームのスローガン『スクランブルアタック』を文字通り展開。捨て身の戦いが実を結んで、大一番を前に大きな勝点1をゲットした。
「ウチの流れが全然なかっただけに、この引き分けはデカイ」と坂田大輔。前半からロングボールを裏に蹴り込まれ、ファウルで止めてはフリーキックを与えるといった悪い流れ。ボランチの河合竜二は「もう少し自分たちからアクションを起こして、流れを変えられないといけない」としきりに反省する。「それができていれば、勇蔵(栗原)の退場もなかったかもしれない」だけに、積極的な仕掛けを増やすことが、接戦を制していくためのカギとなるだろう。

 ここ数試合、横浜FMは累積警告、退場者による出場停止が続いている。中断前の浦和戦(13節)は小宮山尊信、千葉戦が田中隼磨(14節)、清水戦(15節)が吉田、そして今節は栗原と、これで何と4試合連続である。そのたびに、彼らのポジションを埋めてきたのが那須である。左右両サイドに加え、次節は本職のセンターバックで本領発揮だ。何より、彼の戦う気持ちを前面に出すプレーがチームに活力を与える。
 
 一方のG大阪だが、ここまでリーグ戦はわずかに1敗。暫定ながら2位の浦和に勝点7と水を開けて独走態勢に入りつつある。前節も名古屋に先制を許しながら、後半に鮮やかな逆転勝ち。スピードのある杉本恵太をマークしつつ臨んだ前半、ディフェンスラインを押し上げられず、名古屋に中盤の支配を許し続けた。後半、流れを変えるべく西野監督が切ったカードは、播戸竜二と家長昭博の代表コンビ。裏を徹底的に狙い続ける播戸のハードワークから徐々に名古屋のラインも押し込まれていく。スペースができたところで、二川孝広と家長が前を向くシーンも増え、立て続けにゴールを脅かす。そして、エースのバレーに同点弾が生まれる。逆転シーンは得意の高さを生かしたディフェンス陣によるもの。コーナーキックに山口智がヘッド、GK楢崎が弾いたところをシジクレイが詰めて、あっという間に逆転。個々の能力の高さもさることながら、西野監督の采配がズバリ的中して、もぎ取った勝利だった。
 
 本来であれば、播戸も家長も先発メンバーに名を連ねるべき選手なのだろうが、切り札としてベンチに控えるところに、今のG大阪の強さがある。誰が出ても自分たちのサッカーを貫ける選手層の厚さ、戦術の浸透度は群を抜いているといえるだろう。
 
『ストップ・ザ・ガンバ』。その一番手に、横浜FMが名乗りを上げることができるか。スクランブル状態が続くチーム状況だが、逆手に取ればチーム力底上げの絶好のチャンスだ。


以上
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