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【J2:第17節 鳥栖 vs 仙台 プレビュー】守備が安定し連携が取れだした鳥栖が、上位につける仙台を迎え撃つ。前回の屈辱をホームで果たすとチームもサポーターも士気が高ぶる。(07.05.23)

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5月23日(水)J2 第17節 鳥栖 vs 仙台(19:00KICK OFF/鳥栖)
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第7節で主導権を握ることが全くできなかったC大阪に1-0と完勝(第14節・鳥栖スタジアム)した鳥栖。第15節の徳島戦は、終了間際まで理想的な展開だった。開幕戦で0-5と大敗した福岡相手に2-1と逆転勝ち(第16節・博多の森)を収めた。第1クールは不本意な戦績で終えた鳥栖が、第2クールでは生き返っている。第11節以降は、毎試合得点を重ね、課題の得点力不足も補いつつある。

この要因は、コミュニケーションに尽きる。選手たちが自ら戦い方を検証し、課題を見つけてはスタッフと討論を重ねる。開幕直後には見られなかった光景が、最近の練習では当たり前のように見ることができる。
これにより、プレスをかけるタイミングがチーム内で統一され、90分間を通して試合を作ることができるようになった。第1クールで実力の違いを見せ付けられた相手に、第2クールではその借りを返している。そうなると今節の仙台戦は、必然的に期待を大きくしているのがサポーターたちである。

第9節では、先制するもすぐに追いつかれ、終わってみれば5-2と大差をつけられた内容だった。スタンドの声に圧倒され、選手間のコミュニケーションが取れずに反撃の糸口をつかめなかった。
でも、今節は大丈夫である。選手間の意思疎通は図れ、スタンドからは鳥栖のために大声援が贈られるからである。鳥栖の不安要素は見つからない。

FW藤田は2試合を欠場した第8節以降、9試合で7得点と波に乗っている。コンビを組むレオナルドは、豊富な運動量で前線からの守備を徹底して行っている。ボランチに入る村主は身体を張って相手の攻撃の芽を潰し、DFの負担を軽くする。CB飯尾と柴小屋の連携は、試合ごとに良くなっている。「先制されても負ける気がしなかった」と前節の試合後に高橋が振り返ってくれた。異口同音に選手たちから同様の言葉が返ってくるほど、今の鳥栖は連携が取れている。

攻撃に関しては、流れを変えることができる廣瀬がスーパーサブになっている。尹晶煥のパスから一気に相手ゴール前に迫ることもできる。「まずは失点しない事。その中から1点を取って勝つ」(岸野監督/鳥栖)のが、全員の狙いでもある。

対する仙台は、ここまで2敗で上位につける。この要因は、ロペスを中心とした攻撃力によるところが多い。リーグ最多得点がその証明でもある。前節は、2人の退場者を出し逆転負けを喫している。しかも、ここまで毎試合中心として活躍してきたMF千葉とFW萬代が出場停止となる。
特に萬代は、前回の戦い(第9節)でハットトリックを決めている。彼らの欠場で、仙台の戦い方が変わる事は無いが、鳥栖にとっては抑えるところが少なくなるので、やや戦いやすくなるかもしれない。しかし、ロペスにだけ気を取られていると、梁や中島の飛び出しを捕まえることができない。仙台は、どこからでも虎視眈々とゴールを狙っているチームである。

まずは、試合の入り方に注目していただきたい。早いプレッシャーで仙台を追い込んで主導権を鳥栖が握るのか、強さと速さで仙台が主導権を握るのか・・・試合開始から目が離せない一戦となりそうだ。

ゴール場面が多くても試合は面白い。
しかし、堅守の中からゴールを奪う面白さもサッカーにはある。
今節は、そのどちらで楽しむことができるのだろうかと今からワクワクしている。

以上

2007.05.21 Reported by サカクラゲン
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