1月14日（日）洗足学園音楽大学で、川崎Fの2007新体制発表会見・ミュージカルが開催されました。J's GOALではその模様をレポートいたします！
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20世紀最後のアコースティック楽器とも言われる「スティールドラム」のウエルカム演奏で会見はスタート。

第一部では完全オリジナル脚本のミュージカル「Our Life With Frontale」が上演された。大まかなストーリーは、フロンターレのコールリーダーの家庭とチームを巡るドラマ、という事になるのだろうが『優勝』して喜ぶ出演者を見ていると、期せずして感情移入できるから不思議なものである。それはある意味ミュージカルを作り上げた関係者の思惑通りという事が言えるのかもしれないが。

第二部では武田社長。福家強化本部長。関塚監督を迎え、07年シーズンの補強のポイントが説明された。

先陣を切った武田信平代表取締役社長が昨年を振り返り「J1に昇格して2年目でリーグ2位。またACLへの挑戦権を得ることができた」事を評価。今季の年間平均観客動員数の目標を昨年よりも2,000人多い17,000人に設定することを発表し、サポーターへ支援を要請していた。

また強化本部長の福家氏は、強化のポイントとして3つのテーマを公表し、それぞれの補強について説明していた。その中でも注目されるのがDFとGKの連携であり、それを埋める補強として名古屋から川島選手を獲得した事を説明していた。

最後にコメントを求められた関塚監督は「タイトルを勝ち取るための戦いをしたい」と明言。国内のリーグ、ヤマザキナビスコカップ、天皇杯のうちの最低限一つでタイトルを狙うことを公約しつつ、ACLではJクラブが未だに成しえていない一次リーグ突破を目指す事を目標として掲げていた。

なお、この場でマスコミへの正式発表をさしおいてフランシスマール選手の獲得がアナウンスされ、会見参加者への大きなプレゼントとなった。ちなみに今季の川崎Fはそのフランシスマールを含めた9選手を新たに迎え入れ、昨年よりも2名多い33名でシーズンを戦うこととなる。

第三部ではマイナーチェンジされた来季のユニフォームや新背番号が発表され、選手たちが来季のユニフォームを身にまとってステージに立っていた。

ちなみにこの場で新加入選手が自己紹介を行ったが、川島選手だけが「前所属チームから移籍の」というスタイルではなく「川崎フロンターレの川島です」と発言。サポーター心理をくすぐる会見となった。

洗足学園音楽大学での新体制発表会見は今年で3回目。
サポーターを前にした会見自体は4年目となるが、共に戦うサポーターにはうれしいものとなった事だろう。今季からは柏が同じようにサポーターを前に新体制を発表するとのことで、川崎Fスタイルの浸透を予感させる。

ちなみにクラブとしての公式行事を終えた新加入の各選手は、一安心といった表情を浮かべていたが、今季は過密なスケジュールが予定される前半戦が鍵を握る。15日から始まる自主トレを経て、21日から全体練習。そして23日から始まる宮崎での一時キャンプをもって、川崎Fが本格的に始動することとなる。3月3日が予定される開幕戦に向けて、まずはいい準備をしてもらいたいと思う。

また、リーグ戦、ヤマザキナビスコカップ、天皇杯の3大会で最低一つのタイトルを目指す事となった今季の川崎Fだが、果たしてどのようなシーズンが待っているのだろうか。非常に楽しみなシーズンである。

以上

2007.1.14 Reported by 江藤高志

★川崎F 新体制発表記者会見での関塚隆監督コメントは【こちら】
★川崎F 新体制発表記者会見での新加入選手コメントは【こちら】