1月14日(日)愛媛の2007シーズン新体制発表・新加入選手紹介記者会見が行われました。会見での望月一仁監督コメントは以下の通りです。
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●望月一仁監督:
「まず最初に、2007年も指揮をとれることに感謝しています。これも去年1年の皆様のご協力のおかげだと思っておりますので、今季も応援よろしくお願い致します。
今季は去年同様ステップアップの年だと思いますが、1試合1試合上積みをしながらチームを作っていきたいと思います。新しい選手も多いですが、既存の選手も1試合でもいい形でできるように、そして実のある形でシーズンを終えたいと思います。
チームスローガンは「Action & Moving」ということで、昨季の人とボールが動くサッカーを今年も続け、さらに主導権を取れるサッカーを目指していきたいと思います。自分達が主導権をとることを常に考えながら、魅力のあるサッカーをしていきたいと思いますのでよろしくお願い致します」
Q:補強のポイントは?
「自分達のサッカーのスタイルに合う選手ということで、人とボールが動くサッカーができる選手を選びました。お金も施設も無い中でも、やるのは人の力だと思います。若い選手の力、そして愛媛に由来のある大木選手や青野選手には、愛媛のためにサッカーをやってもらえると思う。少年達が愛媛でサッカーをしたいと思ってもらえるように、活躍して欲しいです。また、既存の選手にも競争が起きるように各ポジションでバランスよく補強をしました。今季は1人で2つのポジションをやってもらうことも考えているので、挑戦して欲しいと思います」
Q:最初は選手の数を絞ってスタートしたいという話もあったが?
「昨季、最終的には30人を超えたが、スタートとしては28人くらいがベストかなと。25、6人でスタートすることも考えましたが、シーズンは48試合あるのでこの人数になりました。これ以上増やすと選手を使う機会が減ると思います。シーズン中の補強も考えますが、しっくりいくならこのままいきたいと思います」
Q:今季のスローガン、「Action & Moving」について具体的な内容は?
「去年はJのスピードに慣れることからやっていこうとしました。勢いや慣れもあって、シーズン後半は試合の主導権も取れるようになりましたが、実際は取れたふりで終わった。今季はスタイルを確立し、ポゼッションでも守備でも自分達が主導権を奪い、早い攻撃やキープしてからの攻撃を仕掛けたりと、攻守ともアクションを起こして支配することをテーマにしてトライしたいです。1対1で勝負するのではなく、数的優位を作って仕掛ける展開を今年もこだわっていきたいと思います」
Q:昨年のように、クールごとのテーマはあるか?
「第1クールは見直しのクールになると思います。昨季と同じように勝負は第3、第4クールになりますが、第1、第2クールではチームのベースを作っていきたいです。その中で選手がアピールしてポジションを取っていくことになるので、第1、第2クールは苦しい戦いになりますが、去年の上積みがあるので選手がどの程度理解してアピールしてくれるかが鍵になると思います。各チームとも補強がすごいので、こっちは胸を借りるつもりで頑張りたいです」
Q:監督から新加入選手に対して期待することは?
「佐藤選手はU-21のGKで、中学生の頃から知っていますが、ゴールマウスでの反応は早い。今季はポゼッションもキーパーを中心にやっていきたいので、攻守に期待しています。
三木選手はユース年代から見ていて、自分がジュビロユースを率いていた頃はいじめられました。しっかり守備をして、ターゲットにもなってためをつくってくれると思います。
青野選手は愛媛ユース出身ということで、愛媛のためにやってくれると思います。パスの精度が高いし、ゲームを作ることができるのでポゼッションで貢献して欲しいです。
内村選手はドリブルなど切れがある攻撃でサイドの起点になったり、高い位置でシュートを打って欲しいです。
笹垣選手はジュビロユースの時に見ていましたが、ゴール前の飛び込みやボックス内での勝負に期待したいです。
中村選手もジュビロユースで見ていた選手で、攻守にわたって動ける選手だと思います。
藤井選手は高い位置でキープできるし、シュートも持っています。たまにサボるのはなくして欲しいです。
新井選手は攻守にアグレッシブで、秀人(ボランチの井上選手)のようなタイプです。
大山選手は正確なロングフィードがあって運動量が豊富。右サイド、ボランチとユーティリティな選手です。
近藤選手は打点が高いし、後ろからのフィードはポゼッションで貢献してくれると思います。ハードマークなどディフェンスラインで活躍して欲しいです。
大木選手は皆さんの方が詳しいのではないかと思いますが、攻撃ではためをつくれて、ゴールマウスの近くで能力を発揮してくれる。しゃべるのは苦手のようですが、ベテランのプレーでチームを引っ張って欲しいです。
神丸選手は右も左もできてスピードがあり、ドリブルやサイドの突破が魅力です。
持留選手はキックの精度が高く、落ち着いてボールがさばける。テクニックを前面に出してプレーして欲しいです。
高杉選手はセレクションで合格した選手ですが、運動量豊富でサイドやセンターバック、ボランチなどユーティリティな選手。攻撃のビルドアップもレベルが高いと思います」
Q:開幕まで、チームづくりの進め方は?
「1週目は基礎体力をつける準備期。走ることをテーマに、ボールを使いながらゆっくりコンディションを上げていく。2週目は新居浜キャンプで3試合ほど予定しています。今年は去年より仕上げを早めていきたいです。3週目はゲームの反省を含めてチームづくりを進め、4週目の鹿児島キャンプではJ1チームとも対戦するのでチームづくりを仕上げたいです。5、6週目はその反省を踏まえてやっていきたいが、シーズンに入って第1クールでもチームづくりが続くと思います。今シーズンは去年と違って勢いだけではいけないので、人とボールが動くサッカーのベースがつくれるように頑張りたいです」
Q:補強でチームの構想はどのくらい実現できたか?
「多少は取れない選手もいましたが、9割くらいは実現できました。去年はなかなか選手が決まらなかったんですが、今回は年内である程度決まりました」
Q:目標とする成績は?
「成績というよりは、今年もチームの上積みをベースにしていきたいです。とはいえ、去年の成績はクリアしたいと思います。去年と一緒で、まずは1勝から入って15勝を目指したいです。それをクリアしたら次のステップに行くと思うので、中位を狙い、それがいけたら上位という風にシーズンの中で見直したいです。ただ、基本的には選手やチームが育つように育成をテーマに進化していきたいと思います」
Q:成績がクリアできたら、続けて愛媛で指揮をとるのか?
「来年のことを話したら鬼が笑うというか、とりあえず単年で考えていきます。1クールが悪かったらチームの見直しがあるかもしれないし、自分としては1試合1試合を大事にしたい。その中で、無いものねだりで下を向くのではなく、顔を上げて夢や魅力のあるサッカーを目指したいです。それがなくて結果だけを求めると、次のステップに繋がらないので、内容を求めながら結果を出すというプロとして当たり前のことを当たり前にやっていきたい。そういうこだわりをもってやっていきたいと思います」
以上
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