2002年にスタートし、既に今回で5シーズン目の開催となった ＪリーグとＪリーグ選手協会（ http://j-leaguers.net/ ）の共催で行なわれている「2006/2007 Ｊリーグ合同トライアウト」の第2回目が、1/9（火）、フクダ電子アリーナで開催された。昨年12月に大阪で行われた1回目の開催は、参加選手107名、スカウト陣（Ｊリーグ、ＪＦＬ、大学、Ｊリーグ入りを目指すクラブなど）181名と、過去最多。 2回目となる今回は参加選手69名、スカウト陣112名が集まった。

今回の参加選手は、前回の1回目にも参加してから引き続きの参加となる選手がほとんど。1回目同様、Ｊリーグの各チームから来季の契約を更新されなかった選手の他にも、過去にＪリーグで活躍した選手や、Ｊリーグ選手協会に加入していた選手で 現在はＪＦＬや地域のクラブなどで活躍している選手など69名の選手が、2007シーズンの新たな活躍の場を求めて集まった。

11：00から選手受付が始まり、12：00から室内のウォーミングアップ場で選手たちへトライアウトの組分けや試合順、スケジュールの説明などを行うオリエンテーションが実施され、集まった選手たちは真剣な面持ちで聞き入った。
ちょうどその頃、チーム関係者（スカウト陣）の受付もスタート。JリーグやJFL、地域リーグなど、50を超えるクラブの関係者・代理人が集い、それぞれのチームの選手獲得に目を光らせた。

13時から試合に先立ってGKテストが行われた後、13時30分から試合開始。この日は、1試合30分（15分ハーフ）のミニゲームが4試合組まれた。 選手は自分の出場できるわずかな時間に 出せる力の全てをぶつけ、必死にアピール。どの選手も、2007シーズンの活躍の場を獲得する最後のチャンスとあって、そのやる気はもちろん、「まだまだ現役でやりたいし、まだ現役で出来るんだ…というところをアピールした（米山）」 など、30分という短い時間の中に全てを出した。 どの試合でも、声がよく飛び交い、この時期のトライアウトでコンディション調整が難しいはずではあったものの、それをものともしないパフォーマンスが随所に見られた。

あいにくの天気だった大阪での1回目。2回目の今回は、時折冷たい風が吹くものの、コンディションに恵まれたこともあってか、試合を終え「やることはやった、あとは結果を待つだけ（要田）」、「今日は捨て身の覚悟でやった。いいパフォーマンスが出せたと思う（城定）」 など、晴々とした表情の選手が多かったのが印象的だった。

4試合を終え、全てが終了となった今回のトライアウト。終了後はスカウト陣が選手たちに声を掛ける姿が多く見られた。
「トライアウトは、僕たちのように戦力外になった選手にとってはとても有難く、またとない場所。ここに集まった選手がこれをキッカケにまた活躍したり…と、とにかく こういう機会はずっと長く続いて欲しいと思う（城定）。」

今日ここに集ったうちの 一人でも多くの選手が、少しでも長い間　ピッチに立ち続けることを願ってやまない。

以上

2007.01.09 Reported by 浅野 有香

第1回の様子は→こちら
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