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●準決勝 第二試合
八千代(千葉) 0-1 盛岡商業(岩手)
1/6(土)14:15 キックオフ/9,496人/国立
得点者:79' オウンゴール(盛岡商業)
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聖地・国立は朝から大雨だった。ピッチの中にいくつもの大きな水溜りができる。それが第二試合の結果を左右した。
「八千代はFWと中盤でボールを回してくるチーム。この雨でグラウンドに水溜りができていたので、(八千代のほうが)やりにくいのではと思っていた」(盛岡商業・藤村健友)
さらに八千代を苦しめたのは天気だけではなかった。
「盛岡商業は中盤をとばして蹴ってくるチームなのでやりにくい」(八千代・新里彰平)
米倉恒貴を中心に仕掛けたい八千代だが、雨でぬかるむピッチの中ではボールがすべり、ボールコントロールまでもが合わなくなっていく。山崎亮平、前田大地らが個人技を見せてゴールに迫るも、盛岡商業の体を張ったDFに阻まれてしまう。
攻めあぐねる八千代を横目に、盛岡商業はサイドを有効的に使いながら、林勇介や成田大樹の縦へのスピードを生かして得点を狙う。「僕たちDFのウラのスペースを狙っていた。そのスペースを与えないように声を掛け合いながら対応した」と八千代の土屋翔吾が話すように、盛岡商業は、FWからDFまでの距離をコンパクトに保つために、リスクを背負っても高く保つ八千代のDFラインのウラをつく戦術を徹底していた。
盛岡商業の攻撃に、八千代のゴール前が忙しくなる時間が続く。強風、大雨の中、トップスピードで襲い掛かってくる盛岡商業に対し、守備の粘りは劣勢を跳ね除ける。我慢の時間を超え、これまで幾度もチームを救ってきたエース山崎にボールをつなごうと必死になった八千代だが「自分が決められなかった。ツメが甘かった」と山崎のシュートはワクの外へ大きくそれることばかり。ボールをつなぎたくても、中央付近にできた水のかたまりが、ボールの勢いを奪い、八千代の攻撃とともに止まっていく。
「持ち味のゴールに向かうパスワークが出来なかった」米倉は悔しそうにつぶやいた。
そして、得点が入らずに迎えた後半ロスタイム。
「このコンディションでGKがファンブルするかもしれない。強く早めのボールを蹴りました」(盛岡商業・林)
「PK戦のことが頭にあった。集中しきれていなかった」(八千代・植田峻佑)
ラストプレーになるだろう盛岡商業の右CK。林が蹴ったストレートの早いボールは、GK植田の正面に飛ぶが「おなかの辺りにきて、キャッチできなかった。最後はヒザにあたりました」(植田)と、無常にもゴールの中に。
直後、試合終了の笛が鳴った。1−0。盛岡商業が初の国立で決勝への切符をつかんだ。
以上
2007.01.06 Reported by 青柳舞子
J’s GOALニュース
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