12月10日(日)22:00(日本時間)/カタール・Qatar Sports Club Stadium
準決勝
なでしこジャパン 3-1 韓国女子代表
得点:47'岩清水梓(JPN)、72'柳田美幸(JPN)、82'永里優季(JPN)、89' PARK Hee Young (KOR)
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アジア競技大会準決勝が10日に行われ、韓国と対戦したなでしこジャパンは前半こそ0-0に終わったが、後半に岩清水、柳田、永里の3ゴールが生まれ、3-1で勝利をおさめて決勝へ駒を進めた。
予選グループ最終戦で強豪・中国を倒した日本は中国戦とメンバーを変えずに準決勝に臨んだ。そしてこの日も中国戦同様、先制点を挙げたのは岩清水だった。後半47分、宮間のCKをGKがファンブルし、次の瞬間、「こぼれてくるかもしれないと思った」岩清水がツメてゴール。全員を落ち着かせるゴールとなった。
落ち着かなくてはならない状況になでしこジャパンは陥っていた。前半を通して、韓国が予想以上に引いてきたこともあり、日本は思うように攻撃を仕掛けることができなかったのである。もちろんそれだけが原因ではない。「気持ちで負けていた」と澤が振り返るように、戦術云々ではないところに問題があった。ハーフタイムに仕切りなおし、気持ちをあらたに臨んだ後半直後のチャンスをモノにしたこの得点は日本にとって大きな1点となった。
この得点後、日本らしいテンポが蘇ってくる。56分には荒川が粘って柳田へ出したボールを大野へつなぐが、放ったシュートはわずかにクロスバーの上。早いパス回しからフィニッシュへつなげるお得意のプレーがようやく現れた。むかえた72分には柳田がFKをそのまま沈めて追加点を奪うと完全に日本のペース。右サイドからは安藤のビルドアップからCKを得てチャンスを広げれば、澤がヘディングシュートでゴールを脅かすなど、日本の攻撃が続く。そして82分、荒川からのパスを澤がシュート、こぼれたところを永里が押し込み、ダメ押しとなる3点目。この日初めての相手を崩してのゴールだった。終了間際にはPARK Hee Youngに1ゴールを許すが、日本は自分たちのスタイルを取り戻し、最後は下がる相手の守備網を崩してのゴール。前半は課題を残したものの、修正された後半の戦いぶりは評価できる内容で戦い終えることができた。
この後行われた準決勝第2試合では朝鮮民主主義人民共和国と中国によってまさに死闘が繰り広げられた。互いに力を出し尽くし、90分では決着がつかず、延長戦にまでもつれ込む大接戦。延長94分にRI Kum Sukが99分にはRI Um Gyoungがゴールを決め、3-1で朝鮮民主主義人民共和国が決勝へ進むこととなった。
朝鮮民主主義人民共和国はFIFA女子ワールドカップの出場権がかかった3位決定戦でアジアカップで苦汁をなめさせられている相手。そして中国と並ぶアジアのトップである。中国とはすでに結果を出している。後は朝鮮民主主義人民共和国を倒してこそ真の女王と言える。相手として不足はない。決勝は中2日はさんで13日に行われる。
以上
2006.12.11 Reported by 早草紀子
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●なでしこジャパン次回の対戦(決勝)
12月13日(水)25:00(日本時間)/カタール・Qatar Sports Club Stadium
なでしこジャパン vs 朝鮮民主主義人民共和国女子代表
J’s GOALニュース
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