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【FIFAクラブワールドカップ準々決勝:全北現代 vs アメリカ プレビュー】バルセロナとの準決勝を賭け、アジア王者・全北現代と北中米カリブ海王者・クラブ アメリカが激突!!(06.12.11)

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●TOYOTA プレゼンツ FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2006 準々決勝
2006年12月11日(月)19:20キックオフ/国立
全北現代 vs アメリカ

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 10日に開幕するFIFAクラブW杯。大会2日目となる12月11日には、アジア代表の全北現代(韓国)と北中米カリブ海代表のクラブ・アメリカ(メキシコ)が登場する。

 「スター選手は存在しない」。全北現代のチェ・ガンヒ監督は自ら率いるチームについてそう語る。全北現代は韓国国内で圧倒的な強さを見せるようなチームでは決してない。今季のKリーグ後期の順位は14チーム中、なんと13位だ。これだけ聞くとやや拍子抜けしてしまう。しかしこれには理由があった。
「我々は18〜20名程度で主に構成されており、選手層は薄い。中盤の選手たちはどの試合でも頑張ってやってくれたが、内容そのものは不満な試合もあり、疲労が目に見えていた。そのため、ACLを8強、4強と勝ち進むにつれて、国内リーグは諦めざるを得なかった」
 日本でもまだ、ACLと国内リーグの両立は難しいとされている。全北現代がこの舞台に立つことができたのは、二兎を追うのではなく、ACLという一兎に狙いを定めた結果ということなのだろう。

ACLの予選リーグでは、G大阪と同居した。対戦成績は全北現代の1勝1分。ただ、互いのチーム力にさほどの開きはなかった。「もし日本のクラブがこの大会に参加したら」。そういう視線で見るならば、昨季アジア代表として出場し、1回戦を突破するなど奮闘を見せたアル・イテハド(サウジアラビア)よりも好都合かもしれない。最終ラインには2002年の日韓、2006年のドイツと2度のワールドカップに韓国代表として参加したベテランのチェ・ジンチョルが構える。相手によって3バックと4バックを使い分けることができるともいう。「スター選手不在宣言」は、組織力への自信の裏返しとも取れる。

対するアメリカは、バルセロナ(スペイン)、インテルナシオナウ(ブラジル)という今大会の“二大本命”の対抗馬として注目される。98年のフランス・ワールドカップで世界の注目を集め、今でもメキシコ国内で圧倒的な人気を誇るFWブランコを筆頭に、元アルゼンチン代表のクラウディオ・ロペスら個性的な選手を揃える。

ルイス・フェルナンド・テナ監督は今大会に向けて「優勝を狙いにいく。(アメリカには)優勝を可能にするような、クオリティーが高く経験豊富な選手が揃っている」と強気のコメント。若き守護神のGKオチョアも「他のチームは僕たちの最高のサッカーを目にしたら、きっと驚くだろう」と大きく出た。「このチームの特徴は選手それぞれが高い技術を持ち、ボール回しに長けているところだ」(テナ監督)。メキシコ独特の、相手の守備網を一枚一枚はがしていくような巧みなドリブルとパスワークで観るものを楽しませてくれそうだ。

勝てば、準決勝の相手はあのバルセロナ。日本のサッカーファンも多く駆け付け、FIFAクラブW杯にふさわしい盛り上がりとなるだろう。この一戦を制し、“バルセロナへの切符”をつかむのはどっちだ。

以上

2006.12.10 Reported by 寺嶋朋也(サッカー新聞エルゴラッソ編集部
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