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【J2:第34節 徳島 vs 湘南 プレビュー】前節の戦いに復調の兆しが見えた徳島。『後半の戦い方』に間違いを繰り返さなければ、好調な湘南にも勝機あり。(06.08.18)

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8月19日(土)J2 第34節 徳島 vs 湘南(19:00KICK OFF/鳴門)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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前節・山形戦の前半を見れば、徳島の最下位に低迷している現状が不思議にさえ思われる。素早い攻守の切り替えと小気味のよいパスワーク、そしてサイドからのスピーディーな攻撃は見応え十分。しかも、見事な先制点を挙げたジョルジーニョをはじめ、羽地や玉乃ら攻撃陣のコンビネーションも決して悪くなかった。敢えて欠けていた部分を挙げるとするなら唯一フィニッシュの精度くらいだろうか。
確かに早々と先手を取った後、前半のうちに畳み掛けるもう1点が取れていたなら結果は変わっていたかもしれない。いくらいい内容であっても結果はそれ以上に重要だ。が、それでも徳島が披露したパフォーマンスはチーム本来の力を大いに感じさせ、浮上への期待を抱かせてくれるものであった。

となれば、そのようにチームが復調の兆しを見せ始めた中で迎える今節、好調の湘南相手ではあるが徳島にも十分勝機があるだろう。22節以来の勝利も手の届かないものではない。ただ…それも『後半の戦い方』をしっかりと修正できればだが。

これまで幾度となくその戦いに表れている通り徳島の課題は明らかに『後半』。そこで失点を重ね、それによって敗れるケースが非常に多い。そしてこれは、運動量の減少が相手も同じである以上、単なる体力的な問題によって招かれた結果ではないように思われる。やはり『戦い方』が相手との明暗を分けているはずである。その『戦い方』とは、チームとしてどのようなサッカーを行うかが選手間で統一されているか、ということだ。例えば、時間帯によって、攻撃ではボールを繋いでポゼッションを高めるのか、もしくはロングボールで早めの仕掛けをするのか。また守備においては前線からプレスをかけるのか、一度引いて組織を整えるのかー。
そういった部分のチーム内での統一が、後半の疲労してきた時間帯、徳島には欠けているように感じられてならない。そしてそれこそが『後半』で痛い目にあっている大きな要因のように思われる。

その解決のためには、何より選手間での密なコミュニケーションによる意識統一が必要だろう。常に全員が同じ『戦い方』をイメージし、そのもとでチームとしてゲームを進めなくてはならない。そうすれば仮にミスが出たとしても、予測の範囲内である周囲がそれを補うことができ、致命傷を負うことは避けられるはずだ。
前節のように得意の前半でリードを奪うことができ、状況に応じた『後半の戦い方』をチーム全員が同じように実践できればきっと今節勝利への道も開かれるに違いない。

しかしながら、ここ2戦を絶好調とも言える内容の連勝できている湘南が簡単に勝利を譲ってくれるとは思えない。
2戦続けて攻撃陣が大爆発したチームの出来には菅野監督も大きな手応えを感じた様子で、前節終了後の「準備してきたことをいい形で今日のゲームにぶつけられた」というコメントからもひしひしと漲る自信が伝わってくる。一刻も早く下位グループを抜け出すために、湘南とすれば今の徳島相手に取りこぼしは許されないはずだ。

32節・札幌戦での引き分けで一旦は連敗にピリオドを打ったが、前節は僅差ながらまたしても敗れた徳島。勝利を手にすることができない状況は依然として続いている。とは言え、気迫のこもった戦いで勝ち点を奪った前々節、そして好ゲームを演じた前節と、チーム状態が上向きであることは間違いない。今節こそ何としてもそれを勝利という結果で表わしたいところだ。
果たしてこの戦いを制するのは、ホームで意地を見せたい徳島か、それとも今後の巻き返しを狙う湘南か。両者が激しくぶつかる白熱の一戦が予想される。

以上

2006.08.17 Reported by 松下 英樹
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