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【J1:第17節 C大阪 vs 大宮 レポート】C大阪はまたしても勝てずついに7連敗、大宮はしぶとく勝利をもぎとる。(06.08.13)

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8月12日(土) 2006 J1リーグ戦 第17節
C大阪 0 - 1 大宮 (19:00/長居/12,616人)
得点者:'82 片岡洋介(大宮)
★ハイライト&会見映像は【こちら】
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「トレーニングでやってきたことをうまく試合で表現できなかった」。C大阪・塚田雄二監督は試合後、力なく語った。就任以来、2分7敗とまったく浮上の兆しが見えないのだから、当然だろう。C大阪は、前節の鹿島戦(7月29日)と同様の3バックシステムで臨んだ。U−21日本代表の中国遠征に参加していたDF藤本康太をベンチに下げ、ベテランの柳本啓成を左ストッパーとして起用したほかは、バックラインの顔ぶれは同じ。右アウトサイドには、U−21日本代表の中国戦に先発出場した苔口卓也が入り、前線は大久保嘉人と柿本倫明の2トップに古橋達弥がやや後方から絡む形。森島寛晃が出場停止、西澤明訓は負傷明けでベンチスタートという理由からだった。

 前半から、アウェイチームがペースを握った。FW桜井直人と森田浩史が前線で活動量を見せ、両サイドの小林大悟、久永辰徳は積極的に相手陣内に進出、チャンスを作り出した。31分には決定的なチャンスに森田がシュート。これはバーの上を越えたものの、33分には久永のシュートが、44分には小林大悟のシュートがポストに阻まれるという決定機を迎えている。前半は得点こそなかったものの、「決定機の数、ポゼッションを含めて主導権を取れたゲーム」(三浦俊也監督)だった。

 三浦監督はまた、「セレッソはマンツーマンできていたから、後半に必ず足が止まると思った」とも語っている。蒸し暑い気候の中、大宮は決して無理をせずにしっかり守りながらチャンスをうかがった。そして、交代のカードを切りつつじわじわと攻め手を繰り出していった。75分には小林大悟がきわどいシュートを放つが、ゴールならず。それまで圧倒的に押し込みながらゴールが奪えないという嫌な空気を吹き飛ばしたのが、ボランチの片岡洋介だった。82分、こぼれ球をうまくとらえたミドルシュートが決まって、大宮が待望の先制点を得た。「正直引き分けでもいいと考えていた」という三浦監督だが、「最終的には片岡のミドルシュート1本で勝てたが、チャンスの数からいけば勝利は妥当だったかなという印象を受けた」と語り、きっちり勝点3を取れたことに胸を張った。

 C大阪は辛くも無失点で切り抜けた前半を踏まえ、反撃を仕掛けるべく後半に入ると56分という早い時間帯に西澤明訓をピッチへ送り出している。しかし、チャンスらしいチャンスは作れないまま、試合終了のホイッスルを聞くことになった。「勝つことを忘れているなかで、チャレンジする気持ちを見出していかなければ」と、塚田監督。失点を恐れるあまり、ディフェンスでは消極的なプレーが多く、思い切って攻撃に転じることができない。サポートがないために前線にボールが入っても分厚い攻撃ができず、すぐに相手ボールになってしまう。そして、さらに攻め込まれてピンチを迎える・・・そんな悪循環のなかにC大阪ははまりこんでしまった。

C大阪が現状を打開するにはいったい、どうすればいいのか。その答えともいうべき補強が、試合当日に発表された。名波浩(磐田)が期限付きで移籍することが決まったのだ。「彼がいるだけでチームは変わる」(西澤)、「すごいパスもあるし、リズムを作れる。チームが生まれ変わると思う」(大久保)と、選手たちは期待を込める。次節から出場可能になるという名波は、実力、経験ともに申し分のない選手。森島寛晃、西澤ら主力と旧知の仲だということも心強い。果たして彼が救世主となるのか? リーグ前半17試合で1勝、勝点6というチームがどう変貌するのか、注目だ。

以上

2006.08.13 Reported by 横井 素子
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