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【J2:第20節 山形 vs 横浜FC プレビュー】前節でいい流れが途切れた山形と横浜FC、よどみから脱するための正念場の戦い!(06.06.07)

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6月7日(水)J2 第20節 山形 vs 横浜FC(19:00KICK OFF/山形県)
-ゲームサマリーはこちら-
-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
-J2試合予想ゲーム!6/7(水)19:00締め切り!お忘れなく!-
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ホーム山形、アウェイ横浜FCとも、維持していたいい流れが前節で途切れたなかで迎える今節。それがただの小休止だったのか、それとも、下り坂への序章なのか。答えは、この試合の結果が決める。

第2節以降、無敗記録を15に伸ばしていた横浜FCは、前節・水戸戦で記録がストップ。連続無失点時間のJリーグ記録を更新したまさにその試合で、というのは皮肉な結果となったが、ともあれ、高木監督の監督就任以来、初めて喫する敗戦となった。バランスのいい守備で相手の攻撃を待ち受け、奪ったあとはポゼッションしながらチャンスを伺うのが横浜FCのペース。ところが水戸戦では、引いて守る相手に対して足元へのパスに終始し、得点への冒険心が薄れていた。そこへ後半、足を負傷したばかりのトゥイードの裏を狙われ、ロングボールに追いついたアンデルソンに先制点を決められてしまう。高木監督になってから先制されるのは3度目のことだが、それほど間を置かずに追いついた過去2試合とは違い、この試合では決定的なチャンスもないまま、ついに追いつくことができなかった。そればかりか終盤にはPKを与え、GK菅野のスーパーセーブがなければ危うくもう1点失うところだった。

城の頭をめがけたロングボールや、中央で縦にくさびを入れるパスなど攻撃の手数は多いものの、ゴール前での破壊力には物足りなさがある横浜FCにとって、安定した守備力は引き続き堅持しなければならない命題だ。だが、今節は不安な材料もある。ボランチ山口、CB早川がそろって出場停止。さらにトゥイードの状態によっては、CBがもう1枚代わることになる。これまでも出場停止や怪我で主力が交互に抜けるなか、守備では変わらぬ安定感を保ってきているが、センターラインのメンバーの入れ替わりで思わぬ綻びが生じないとも限らない。安心してプレーできる時間帯は1秒たりとも訪れないだろう。

山形は前節・札幌戦がドロー(2-2)に終わり、連勝が4でストップした。絶好調レアンドロの2得点でリードするまでは大きな問題はなかったが、安心感がアグレッシプなプレーを奪ってしまった。失点はPKとFKから。その部分だけを見れば十分に修正は可能だが、実際は2失点目の直前からパスミスが目立ち始め、後半は相手にほぼ主導権を明け渡す形になった。90分間、試合を支配し続けることこそが、山形の勝利の法則であり、強さの証。今節はそれを取り戻すための戦いでもある。

山形の戦い方は、おそらくこれまでと変わらない。高い位置からボールを奪いに行くことで相手の攻撃の精度を低下させる。奪ったらダイレクトプレー、それが無理ならタメをつくってゴール前に人数をかける状況をつくる。ラインをそろえてしまえば簡単にスペースを空けてくれない横浜FCも、両SBが上がっている時間帯が比較的多いことで、奪ったあとの速攻は有効だろう。2トップは結果を出し続けているだけに、山形もやはり守備の踏ん張りが必要となる。

第2クールが始まってからの連勝で、J2のボトムから一気に中位まで順位を上げた山形だが、上位チームとの勝ち点差を縮めるには、直接対決で勝利することが必要となる。第2クール終盤にかけて仙台、柏との対戦を残していることで、本当の正念場はここからと言える。横浜FCにとっても、ここからが昇格圏を死守するための正念場。なんとしても勝ち点3が欲しいところだ。ジメジメした梅雨が到来するこの時期から、相手の足を引っ張り合うサバイバルの状況はいよいよ濃くなってくる。

以上

2006.06.06 Reported by 佐藤円
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