「皆さん、こんにちは。サングラスをしながらで申し訳ないと思うんですが、どうぞよろしくお願いします。ヴェルディからＦ・マリノスという素晴らしいチームに来て、監督・チームメイト・スタッフ、とりわけサポーターの皆さんの力があって、今この場にいられることに非常に感謝しています。前回のワールドカップのときは、こういった場にいることができなくて、あのときは悔しくて、会見を開くこともできなかったわけで、そういう悔しい気持ちの中で、こういう日を迎えられたことを嬉しく思います。皆さんも思うところはあると思うんですが、僕としては精一杯、ワールドカップに向けてやっていきたいと思いますし、今日この場からワールドカップに向けて、自分の中にスイッチが入った状態ですので、これから、より真剣に臨んでいきたいと思います。

ついこの間まで、タツさん（久保竜彦選手）と一緒に試合をして、練習して、一緒にしゃべってきて、まさか、今日この場にタツさんがいないとは、非常に自分の中で残念ですし、ワールドカップとはそういうものなのかな、と改めて感じました。タツさんとは非常にいろいろしゃべりましたし、お互いワールドカップに向けての気持ちも話したこともありました。自分の中では、タツさんの分まで頑張りたいと思うし、Ｆ・マリノスのチームメイト、ファンの分までも頑張りたいと思います。（選ばれた）結果、いろいろと変わると思いますが、自分としては、Ｆ・マリノスの中澤佑二をワールドカップという舞台でも出せれば一番いいと思いますし、精一杯ワールドカップに向けてやりたいと思います」


Ｑ. 代表に選ばれたことは、どこで知ったのでしょうか？　そのときの率直な気持ちもお聞かせください。
「前回のワールドカップのときと同じく、自宅でテレビを見て知りました。感想は、前回の悔しかった気持ちとは逆で、非常に嬉しかったです」

Ｑ. 選ばれなかった前回のときと、選ばれた今回を振り返って、自分の中でどう違うと思われているのでしょうか？
「前回はまだまだ子供だったと思いますし、今回は4つ歳を取った分、大人になったんだと思います」

Ｑ. ワールドカップで戦ってみたい相手とその理由を教えてください。
「どこでもいいです」

Ｑ. 久保選手と直前にお話をされていたのでしょうか？　もし、されていたとしたら、どのようなお話を？
「まあ、タツさんですから、そんなに長い会話ではないですけど（笑）、ただ、あのタツさんがいろいろとしゃべって、僕もよくしゃべりました。その内容というのは、今この場で僕の口から言えません。タツさんの口からいうのであれば、問題はないと思います」

Ｑ. 前回のワールドカップから4年経ったわけですけれど、中澤さんにとって、この4年は長かったのか、それともあっという間だったのでしょうか？
「あっという間だといえば、あっという間だと思いますし、ひとつひとつの試合やいろいろなことを思い出せば、非常に長かったなあという気持ちもあります」

Ｑ. 先日のスコットランド戦で顔面にヒジを受けて、負傷されましたけれど、ケガの状態はいかがなのでしょうか？
「僕としては、初めての顔のケガなので、非常に心配はしたんですが、ドクターの診断結果では、2センチくらい切って、１針か２針は縫ったけれど軽いので大丈夫ということです。あとは腫れが早くひけばいいという感じですね。目などに異常はないようで、心配はありません」


以上