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【ヤマザキナビスコカップ 名古屋 vs C大阪 レポート】残り1分で同点弾を決められ、先制点を守りきれなかった名古屋。中断期前のホーム最終戦を飾れず。(06.05.15)

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5月14日(日) 2006 ヤマザキナビスコカップ
名古屋 1 - 1 C大阪 (19:00/瑞穂陸/4,750人)
得点者:'32 山口慶(名古屋)、'89 徳重隆明(C大阪)
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■特J!プレイヤー: 古橋 達弥選手(C大阪)
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代表組の玉田、楢崎を除いて、ベストメンバーで挑んだ名古屋。さらに、キャンプからケガで調整を続けていたDFスピラールがこの日初スタメンで登場。ナビスコカップ予選突破は絶望的なものの、チームは公式戦12戦勝ち星なし。中断期前に是が非でも勝ち点3を取りたいというフェルフォーセン監督の意気込みが感じられた。

スタメン表では4バック、3トップの布陣に見えたが、ピッチに立った選手たちは秋田をCBに、左に増川、右にスピラールという3バックで、FW登録だった中村は、本田と共にサイドハーフの位置に。ボランチは金と吉村、そして攻撃で好調の山口をトップ下に置き、古賀と津田の2トップという、3−5−2のシステムだ。

序盤、前線の西澤、苔口、森島、古橋にパスをつないでくるC大阪に対し、最終ラインで決定的な仕事をさせなかった名古屋。しかし名古屋の攻撃も、素早い寄せで中盤のパス回しをさせてもらえず、カウンター気味のワンチャンスを狙うしかなかった。そんな中、32分、名古屋に決定的なチャンスがやってくる。押し込まれて増川がクリアしたボールを相手陣内深い位置で本田がキープ、左に開いていた津田へパスを出すと、そのまま津田がゴール前までドリブルで突破する。しかし、これに併走してゴール前まで走っていたのは「絶対にパスが来ると信じて走った」山口だけで、決定的なカウンターのチャンスも攻撃の人数が足りない。しかも、ゴール前で津田は3人に囲まれてしまう。それでも津田は迷わずゴールへとシュートを放った。これは惜しくもGKの指先で弾かれてしまうが、このこぼれ球を山口が押し込み先制のゴールを決める。

1点失ったC大阪は、前がかりになって1点を取り戻しに来た。そのためか、中盤にスペースができ、名古屋が中盤でボールを支配。ときにはパスを回してチャンスを作り、ときにはDFのスピラールや増川が相手陣内までドリブルで上がるなど、全体の攻撃にリズムが生まれる。守備もC大阪の波状攻撃をきっちり抑えて、ほとんどチャンスを作らせなかった。

ところが後半、C大阪が苔口に代わって柿本を投入してきたところで、名古屋の中盤でボールが収まらなくなり始める。「私の采配ミスで前半は思うように行かなかった。(柿本は)もっと彼の攻撃的な部分を出していきたいのですが、チームが守備を重視している中で、よくやってくれていると思う」(塚田監督)との言葉通り、FWでも守備に貢献した柿本の働きがズバリ当たったと言える。中盤の動きを抑えられたとはいえ、流れは名古屋にあった。ところが71分、DFながらFWとして献身的な働きをしていた古賀が、そして83分には津田が、足をつってピッチを離れるアクシデントが発生。不安がよぎるが、代わりに入った鴨川と杉本が、アピールのチャンスとばかりに果敢に攻め込み、チャンスを演出していった。それでも「もう1点」がなかなか遠い名古屋。

残り3分、C大阪はMF酒本に代え、ベテランFW徳重を投入。「残り少ない時間に入って、何ができるか考えた。ワンチャンスあればいいと思っていた」と振り返る徳重に、そのワンチャンスが訪れた。89分、左サイドを古橋が突破、センタリングを上げる。一度はクリアされたが、ゴール前でフリーになっていた徳重がこれを右足でシュート。ボールはそのままゴールへと吸い込まれていった。残り1分で同点弾を決め、沸くC大阪。名古屋はすぐさま追加点を狙いに行くが、最後のチャンスを作れず、試合終了。

この試合でも古橋は“名古屋キラー”としての仕事をきっちりこなして勝ち点1をチームにもたらし、名古屋は最後の最後で勝ち点3を逃してしまった。しかし、「点を取られるまでよく守っていたし、後半のやられている部分でもしっかり話し合って(いいDFが)できていた。チームとしては良くなっていると思う」(山口)「最後にミスしなかったら勝てる。DFはオーガナイズできて、いいサッカーができていたし、非常にいい試合だったと思う。こういう引き分けはしょうがない」(本田)と、名古屋の選手が試合後に語ったように、勝ち点3まであと少しで手が届く感触はある。中断期前のホーム最終戦を勝って終われなかったのは残念だが、選手たちは確実に手応えを掴み、自信を取り戻しつつある。彼らのポジティブな言葉が、名古屋を再生の原動力となるはずだ。


以上

2006.05.15 Reported by 茂木美佐子
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