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【J2:第13節 東京V vs 横浜FC プレビュー】注目の東京V−横浜FCの一戦!東京Vの攻撃力と横浜FCの守備力・・・勝るのはどちらか?(06.05.10)

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5月10日(水)J2 第13節 東京V vs 横浜FC(19:00KICK OFF/味スタ)
-ゲームサマリーはこちら-
-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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5月3日にAFCチャンピオンズリーグを韓国で戦い、6日にはアウェイで愛媛戦。ハードな日程を過ごしている東京Vだが、休んでいる時間はない。5月10日は変則日程で行われるJ2第13節 横浜FC戦だ。 

6日の愛媛戦をスコアレスドローで終えた東京Vはここまで12試合を終え4位。13試合を消化した2位・仙台との差は勝点3(東京V・勝点22・得失差+2、仙台・勝点25・得失差+17)で、そう大きく離されているとは言えないが、対戦相手の横浜FCは同じく12試合を消化し3位(勝点25・得失差+9)。まだまだ先の長いJ2リーグといえど、ここで横浜FCに敗戦して勝点差6となるのはなんとしても避けたいところだ。

このところ失点数も減り、徐々にチームとしてのまとまりを見せてきた東京Vにとって、現在の敵は疲労。4月29日に札幌戦を戦った翌日には成田へ移動、韓国での戦いを終えたあとも選手は東京には戻らず愛媛へ。愛媛戦の翌7日にようやく2週間ぶりのオフが与えられたが、連戦と移動で消耗した体力を充分回復できたかは未知数だ。愛媛戦でもコンディション不良の影響があったのは明白。開幕前からわかっていた日程だけにラモス監督も「疲れたと言ってもしょうがない」としながらも「明日はどこまで選手の疲れが取れているかが勝負」とコメントしている。
だが、救いはその選手達からは「疲れた」という泣き言は聞こえてこないこと。疲れはあって当然だろうが、「気持ちがあれば動ける。そういう理由で勝てないなら上にはいけない(DF萩村)」と頼もしい。FWバジーリオが先発復帰濃厚、柳沢や喜名、森本といった怪我を抱えた選手達もトップの練習に参加し戦線復帰間近な雰囲気とプラス材料も増えてきただけに、ここはその「気持ち」で乗り切ってもらいたい。

対する横浜FCは、開幕・愛媛戦で破れたあとは、高木監督のもと11試合負けなしで破竹の勢い。前節徳島戦では、多くのシュートチャンスを作り出し徳島を圧倒。強風が影響し決めきることができず苦しくなるかと思いきや、PKで得点し勝点3をゲットした。試合後のコメントでも「こういう展開の試合でも勝ちきることができるのが今上位にいる要因(北村)」、「選手が自信をもってプレーできていることが結果に繋がっている(小野)」と、選手達が自信に満ち溢れていることを感じさせる。
取沙汰されている堅守も相変わらずで、12試合終えて総失点3でリーグ断トツの数字。これを見れば11試合負けなしという結果も納得だ。高木監督は「守備には自信があるうちとしては点の取り合いには持ち込みたくない」とし、「ブラジル人選手、特にバジーリオには注意したい」と話していた。

「攻撃力が売り(MF永井)」の東京Vと横浜FCの守備力の対決・・ゲーム内容自体も楽しめそうだが、このカードの見所はそれだけではない。注目を集めている『読売』の象徴として共に戦ったラモス監督とFW三浦知良との顔合わせはもちろん、ベンチではこちらも『ドーハ組』の監督同士の対決。当然、前日の練習場でもそのことへの質問がラモス監督にぶつけられたが、ラモス監督は「(相手チームに誰がいるとかは)勝負だから関係ない」とつれなかった。ただその一方で、現役を続ける三浦について「素晴らしいこと。まだまだピッチでいいプレーを見せてほしい」、高木監督については「代表で一緒にボール蹴った仲。日本でナンバーワンのCFになると思っていた」と現役時代の先輩らしい柔らかい表情で話すなど、やはりこの対戦を楽しみにしていることを感じさせる。

試合開始前、ピッチの中、外、終了後の様子・・・明日の味の素スタジアムは隅々まで見逃せない。


2006.05.09 Reported by 高木聖佳
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