4月1日(土) 2006 J1リーグ戦 第6節
C大阪 2 - 3 甲府 (15:04/長居/6,282人)
得点者:'38 長谷川太郎(甲府)、'44 ゼカルロス(C大阪)、'63 倉貫一毅(甲府)、'72 倉貫一毅(甲府)、'75 西澤明訓(C大阪)
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「個々では勇ましく球ぎわにいっているが、全員でプレスにいくとか、皆が連動していくというところができなかった」。試合後、小林伸二監督は悔しがった。リーグ前節の新潟戦と続くナビスコカップの初戦・磐田戦に連勝し、「1週間で3試合を(勝利で)乗り気切れれば・・・」(小林監督)と考えていたC大阪だが、甲府の組織だったプレーと、アグレッシブさに圧倒された。スコアは2-3だが、見せたパフォーマンスには大きな差が感じられた。
C大阪は連勝中のメンバーを変えることなく臨んだ。「試合の入り方は悪くなかった」と、小林監督が振り返ったように、先制攻撃を仕掛けたのはC大阪のほう。1分に西澤明訓があげたクロスに森島寛晃があわせてシュート。これが口火となって、両者が活発に攻めあった。しかし、時間が経つにしたがって次第に甲府のペースに。特に中盤の選手が激しく動くことで、C大阪のディフェンスが混乱、バタつく場面が目立った。その流れが、甲府の先制点につながっていく。
38分、長い縦パスがペナルティエリア内に入り、バレー、倉貫一毅とつないで、ゴール前でフリーになった長谷川が落ち着いてゴールに流し込んだ。そのまま前半が終わるかと思われたが、ロスタイムに入って、C大阪にPKのチャンスが訪れた。ゼ カルロスがきっちり決めて、1-1。いい時間に追いついたC大阪が、後半に立て直してくるかに思われた。
「決めるべきときに決めていれば普通に勝てた」(西澤)、「ビッグチャンスに決めないと・・・決定力ですね」(森島)。森島寛の言う「ビッグチャンス」は、後半5分のことだ。ゼ カルロスの左からのクロスにまず森島寛がヘディングシュート、いったんGKに阻まれるが、こぼれ球を再び森島寛が今度はフリーでシュート。しかし、「相手に当たって、バーに弾かれた」(森島寛)ことで、ゴールにならなかった。
甲府の積極的なプレーは、後半も続いた。勝ち越しゴールは63分。宇留野純の左からのクロスに長谷川がシュート、いったんDFにブロックされるが、そのこぼれを倉貫が叩き込んだもの。チャンスと見ると、たたみかけるように全員が前に向かう姿勢がゴールを呼び込んだ。さらに72分にもカウンターから倉貫が追加点を奪って、3-1。理想的な展開で、勝利をぐっと引き寄せた。
C大阪は75分、山田卓也を起点に森島寛がクロス、ゴール前で西澤が打点の高いヘディングシュートを放って、1点差とした。が、反撃もそこまでだった。「2戦2勝して、自信になったのが裏目に出たのかも」と、小林監督。ここ数試合は本来の姿を取り戻しつつあったが、ホームでの3連勝はならず、勝点を積み上げることはできなかった。一方の甲府は貴重な勝点3とともに、自分たちのサッカーを貫いたことによる確かな自信も得たはずだ。
以上
2006.04.01 Reported by 横井素子
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