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【AFCチャンピオンズリーグ G大阪 vs ダナン:レポート】15ゴールが炸裂した、ガンバ劇場。(06.03.23)

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●AFCチャンピオンズリーグ グループステージ東地区
グループE 第2戦 
3月22日(水)19:04/万博/3,832人
G大阪 15−0 ダナン(ベトナム)

【得点者】
7’遠藤 保仁、20’フェルナンジーニョ、21’フェルナンジーニョ、24’播戸 竜二、37’オウンゴール、42’マグノ アウベス、49’マグノ アウベス、70’マグノ アウベス、77’前田 雅文、78’フェルナンジーニョ、80’前田 雅文、82’宮本 恒靖、85’橋本 英郎、86’マグノ アウベス、91+’家長 昭博
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 15−0。サッカーとは思えないこのスコアが示すように、ガンバ大阪のワンサイドゲームだった。

「勝ちに行く試合をしなければ、あとのステージがつまらなくなってしまう(西野監督)」と、勝ち点3を意識して試合に挑んだガンバ大阪に対し、前日には大阪城を見学したり、試合当日にも近隣に買い物に出かけたり、と観光ムードだったダナン。その両者のモチベーションの差がはっきりと見てとれる試合だったと言えるだろう。

 立ち上がりから完全にG大阪ペース。今季初先発を飾ったDF宮本を中心に3バックで挑んだG大阪だったが、序盤からダナン陣地に、G大阪のフィールドプレーヤー全員とダナン選手の全員がいるという、完全なワンサイドゲーム。両者の力の差は歴然で、個々の能力だけをみてもいつ点が入ってもおかしくないような状況ではあったが、逆に「しっかり守られ、ゴール前を固められたら、難しい試合になるかもしれない」という様相を呈する中で試合が進められる。

 だが、そんな心配をよそに7分にPKを得たG大阪は、MF遠藤のゴールで口火を切る。すると、20分、21分とMFフェルナンジーニョが立て続けに決めて3-0。更に24分には今季初先発のFW播戸が右サイドのMF加地のセンタリングに頭であわせて今季初ゴールを決める。播戸の移籍後今季初ゴールを喜ぶチームメイトによる手荒い祝福。開始25分までに4ゴールというスコアにも後押しされ、FW播戸のもとに集まったG大阪が明るいムードを漂わせる。前半はこの4ゴールに加え、MFフェルナンジーニョのシュートが誘ったオウンゴールと、FWマグノ アウベスの強烈なシュートで2点を加えて6−0。

 後半、勢いは止まらない。DFシジクレイに代えてMF橋本を、MF明神に代えてMF二川を送り込んだG大阪は49分、FWマグノ アウベスが見事なボレーシュートを決めたのを皮切りに、70分にもゴールを決めて8-0。更に77分には、途中出場のMF前田がケガから復帰後初のゴールを決めて勢いを見せると、78分のMFフェルナンジーニョのゴールを挟んで80分には再びMF前田。「大量得点の中の2点とはいえ、ケガの間も応援してくれた人たちへの恩返しと、復帰したことを知らせるためにゴールを決めたかった。素直に嬉しい」と本人も素直に喜びを口にした2ゴールでG大阪は11-0とリードを広げる。

 以後は、82分にDF宮本、85分にMF橋本、86分にFWマグノアウベス、91分にMF家長と、出場した14選手のうち8選手がゴールをぶち込んで、終わってみれば15-0。過去、Jリーグチームが公式戦で挙げた最多得点は磐田がリーグ戦であげた9ゴールだったが、それを大きく上回る記録的な最多得点で勝ち点3をものにした。

以上

2006.03.23 Reported by 高村美砂
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