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【Jリーグ合同トライアウト 第1回 レポート】 新天地を求めて、4年目となる合同トライアウトに過去最多の97名が参加。(05.12.13)

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12月13日(火)Jリーグ合同トライアウト第1回(長居スタジアム)
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 Jリーグと選手協会の共催で行っている「合同トライアウト」が、12月13日に長居スタジアムで行われた。今年で4年目を迎え、参加選手は97名と過去最高。スカウト陣は、Jリーグチーム、JFLチーム、大学、地域リーグの他にアメリカのMLS(メジャーリーグサッカー)のコミッショナー代理でMLSのマーケティング会社社長など総勢153名が集まった。トライアウトは過去3年は東京で行われていたが、選手や各チームからの要望もあり大阪での初開催となった(来年一月には関東で開催)。

 11時、選手受付が開始される。大きなバッグを持った選手達は名前を告げると、番号付きビブスと今日の流れを聞き更衣室へと向かい準備をする。12時からは各クラブ関係者の受付が始まり、全国から集まったスカウト陣が続々と長居スタジアム入り。冷え込む中での観戦に備えグランドコートを羽織ると、スカウトメモを片手に席へと向かっていった。

 スカウト陣が集まりだしたちょうどその頃、室内アップ場では選手へのオリエンテーションが行われていた。試合が5試合組まれる中、どのチームでどんなメンバーで試合を行うのかもここでチェック。試合時間は30分(15分でエンドを交代)。短い時間でのアピールとなる。イメージトレーニングをしている選手やリラックスに努める選手など様々であった。

 13時、先ずはGKテストが行われた。内容は地元C大阪の武田亘弘・河野和正、両コーチによるトレーニング形式のテスト。クロス対応やキャッチング、セービングなど、選手は基本的なトレーニングではより良く確実にしっかりプレーしつつ、声を出しながらアピール。「試合の中では中々アピールするには難しいポジションであるだけに、こういった時間が設けられているのは良いと思う」とは某チームスカウト談。

 13時半からは紅白戦がスタート。1本目は選手達に緊張感が走り、ピリピリとした空気が流れているようであった。1本目に登場した新潟・桑原選手は「色々な難しい条件が重なっている中、みんなすごく前向きに取り組んでいた」との感想。リーグ優勝にも貢献したG大阪・渡辺選手は「力みがちになるのでリラックスしていつも通りのプレーを心掛けた」という。一番スカウト陣や報道陣から目を引いていたのは2本目に登場した東京V・米山選手。「トライアウトは初めて参加して、新たなチャンスを掴むには良い機会だと思います」と前向きな表情を見せてくれた。

 紅白戦が終了すると、スカウト陣と選手の交渉が行われたが、J1昇格を決めた甲府・大木監督も「来期構想に入るかもしれない幾つかのポジションの選手に話をしようと思う、色々な選手を見られて良い機会でした」との感想を持たれたようだ。沢山の選手達がこのチャンスをモノにして2006年も現役を続けて欲しい。

2005.12.13 Reported by 和田りつ子
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